人気声優だけど、オタクです。

電話 ページ32

悠一さんがちょうどいい目覚ましをセットしてくれたおかげで寝坊しないで起きれた。
流石です。悠一さん！

今日は梅ちゃんとにっしーが一緒の現場だった気がする。

すこしだけオシャレしてリビングへ向かう。

リビングには誰もいなかった...
梅ちゃん居ると思ったんだけどな…
てか、にっしーもすんでるのかな？会ったことないけど...

梅ちゃん達と一緒に行こうなんて100年...いや、30年くらい早かったかな...？

雨ちゃんにお迎えの車を頼もうと電話を掛ける。

ﾌﾟﾙﾙﾙ ｶﾞﾁｬ

出るのはや！
いつもの雨ちゃんなら2回電話掛けないと出ないのに...

『もしもし？雨ちゃん...？』

？「もしもし？？」

『どちら様でしょうか？』

いつもの雨ちゃんとは違う低い声。
どっかで聴いた...ような...？

西山「あっ！申し遅れました！西山宏太朗ですぅ〜！！！」

にっしー！？何故雨ちゃんのケータイを？？

『何故。』

西山「何故？？wwwwあっ！！夜野さんに頼まれて！w」

『なるほど...所で雨ちゃんは？』

夜野「何？」

さっきとは違う怒り気味の声が帰ってくる。

『あっ雨ちゃん！！ビックリしたー電話したらにっしー出るから付き合ってるのかと思ったよー！wwまー、にっしーの声を耳元で聴けてラッキー♡最高でした！あと、迎えきて？待ってるねー！！』

雨ちゃんの返事を聞く前に切ろうとしたら...

夜野「これスピーカー。」

雨ちゃんから言われたその言葉

『はっ？！？ちょっ！えっ？どう言うっ？？』

ﾌﾞﾁｯ

『切られた...だと...』

私はその時全てを察した。

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