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高3の3月くらいの、
受験が終わった頃の自由登校日の期間。
2人で出かけることになった。
映画を見てごはんを食べた。
その時に、俺はAに告白しようと決めてた。
あと、秘密にしてたわけではなかったけどジャニーズだってことも言おうとしてた。
『あのさ、黙ってたわけじゃないんだけど言いたいことがふたつあってさ』
「なんか、面白い言い出しだね笑」
「なになに？聞きたい」
『俺、実は』
『Hey! Say! JUMPっていうグループのジャニーズのアイドルなんだ』
少しの沈黙があり
彼女の口から出たのはこんな言葉だった。
「あー、知ってたよ」
『え？』
「いや、なんかむしろそこ触れちゃいけないのかなーって思ってた笑」
「普通に友だちとして接してたし？ジャニーズなんでしょ？とか言われるのも嫌なのかなーとか思ってた」
『まじか』
「なんかごめん笑」
「クラスの子でHey! Say! JUMP好きな子いるしさ」
「私もテレビ見るし」
「見たことあるよ？笑」
「でも、まぁ、初めてあった時は知らなかったし」
「知った時今更言うのもなんか、うん」
「それでなんか気まずくなりたくないじゃん？」
『なんだー、えー、じゃあこんなに深刻にならなくてよかったじゃん笑』
「え？深刻になってたの？笑」
『なってたよ』
「てか、テレビで伊野尾慧って名前聞いてさ気になってみるでしょ？同じ名前だし顔一緒だしさすがに別人だとは思わないよ」
『えー、てか、言ってくれてよかったのに』
「そうなの？嫌なのかと思ってたよ」
予想外の展開に驚いたけど、まぁ結果よかった？笑
「で、あと、もうひとつは？」
『あー、えっと、』
「あー、もしかして、こっちの方が深刻だったりする？」
『深刻っていうか』
「まぁ、無理に話さなくていいよ？笑」
『あのさ、引かないでよ？』
「大丈夫大丈夫笑」
『俺さ、』
『Aの事が好きです』
『俺と、付き合ってください』
しばらくの沈黙があって、
「私も慧くんのことが好きです」
「私でよければ、お願いします」
人生で最高に嬉しかった
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作者名：じゃむ
| 作成日時：2019年12月1日 20時
