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「それでよぉー太宰がよぉ〜」

葡萄酒を上げて早五分、兄貴は出来上がってしまった

顔を赤くし、先刻から誰かは知らんが、文句ばかり言って

「あげんじゃなかった…」

「美味しいですね!このオムレツ!!」

樋口は目を輝かせて俺を見る

口の周りにご飯粒ついてる…

「おいA」

「あ…ええと、芥川?だっけ…なんだ?」

芥川は口に手をあて、俺を少し睨んで

「貴様、手前に置いてある写真は何だ」

織田作と俺のツーショット写真を指差す

「あ?俺の…俺のダチだ」

「…そうか、あの男と知り合いだったのか」

「!
お前、織田作知ってんのか!?」

「嗚呼、昔少し手合わせをしてな」

芥川は悔しそうな顔をし今度は写真を睨んだ

「強かったろ?」

「…フン、まぁな」

「だってよ!一応!昔の俺の命の恩人だし!それに!」

それに

「…やっぱ、何でもねぇ」

二人はキョトンとし、俺を見つめる

俺は織田作が好き、だなんて言ってもな

『そんな事謳歌しても、それでも物は自分の元には来ない
好きならば、』

父ちゃんが何か言うし

『意気地が無いな』

「……」

「おいA
あの男の知り合いならば、貴様も何かの異能など持ってないのか?
持っていれば手合わせしたいが」

「はは、俺はそんなもん、持ってねえよ」

持ってたらな

「俺は、弱い飯炊き女だ…唯の、な?」

俺は近くにあるオレンジジュースを飲み、口を拭く

『弱いな、全く
マフィアの傘下の娘がこれ位の攻撃で泣くな!!』

「わ!私だって持ってません!う、羨ましいなぁ!
そんな物騒な物持たなくても良いんです!ていうか、美味しいですよ!?」

「料理関係ないだろ…」

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 織田作之助   
作品ジャンル:恋愛
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あざみの歌(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!すごい同じ顔文字打ってますねwwコメント、ありがとうございます! (2017年11月20日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ヒロイン、可愛いですね^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - ユユリン×低炎上するかも…さん» ですよね!ありがとうございます! (2017年11月9日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
ユユリン×低炎上するかも…(プロフ) - 面白い。…最新頑張って下さい!(*´ー`*)やはり,中也はイケメンやな (2017年11月9日 22時) (レス) id: 09ad9bf273 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - 姫蛍さん» あーそうですかーはい!其れだけでも嬉しいです! (2017年10月27日 23時) (レス) id: 60a61c15a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あざみの歌 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年8月30日 12時

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