手前に食わせる飯はあるけども【文スト】

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朝、俺は一人、

ベッドではなく、床に倒れていたのだった

「お前、何処で寝てんだ？」

「……」

此奴の寝相で追い出された

〜〜〜〜

「覚悟しろよ？A」

「う…やっ…」

一体どんな夢見てんだよ

俺はAの唇に自分の唇を近づけた

唇まで、あと数センチ

「止めろッつてんだろーがぁ！！！」

「イっ！！」

寝相で、Aは俺の腹溝を膝で蹴った

「……や、遣ってくれんじゃねぇか」

「だーーーーー！！！」

次の瞬間、Aの拳が、俺の顔にダイブした

一発KO

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「お前、寝相悪いんだな、次俺んとこ来るときは、お前を縛らなきゃな」

「……」

縛るのはお前な

あ、それはそれで絵になるな

「何妄想してやがるんだ、きもっちわりい！」

「い、いやぁ…束縛も悪くねえな…って」

「変態かよ」

Aは冷めた目で見ていた

「ま、まぁ好きな人間にされるのは構わねえが」

「結局お前も変態じゃねえか」

「あ、あんたもう朝飯食って帰りやがれ」

「…？何でだよ」

「今日は食材を買いに回るんだ、まぁザックリ言えば食糧調達の仕事だな」

「俺も手伝おっか」

「これは俺の仕事だ、最後まで俺がする
それに、部外者は関係ないだろ」

すでにAはコックコートを着ていた

その姿は決まっていた

「恰好良いよな、お前」

「誉め言葉をありがとう


ほら、一階に行くぞ？」

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