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ゆっくりと目を開けると何回目かの白い天井
でも今回は前と違って何かがピーッピーッと音を立てている
起き上がろうと無意識にお腹に力を入れた
『いっ…』
激痛が走り、情けなくベッドに横たわる
腹部を触ると包帯が何重にも巻かれていた
原因を思い出し、あの時の記憶が蘇る
私に向けられた鋭い剣
私を睨む冷たい目
悪夢だったと錯覚してしまいそうなほど悲惨なものだった
あの時もしぶるーく様がもし扉を開けなかったら、私はここにいなかったんだろう
…もしもの話なんてやめよう
何も出来ないままベッドの上に横たわる
天井に向かって伸ばした手には1本の管が通されていた
またきりやん様に迷惑かけてしまったな
伸ばしていた手を無気力に下ろす
暖かい日差しを浴びながら瞼を閉じた
￣
物音で目が覚める
横を見るときりやん様が点滴を変えていたため、声をかける
『…おはようございます』
kr「えぇ！？い、いつ起きたの！？」
私の顔を見て驚いている様子のきりやん様
『今です、でもちょっと前にも1回起きました』
kr「そうなの！？…てか起き上がれそう？」
何とかお腹を使わないように起き上がる
『…なんとか』
kr「だいぶ重症ぽいね」
しばらく点滴生活だなぁ、と呟くきりやん様
『…いつぐらいまでですか？』
kr「最低でも１ヶ月」
『１ヶ月…え、本気ですか』
kr「本気でーす」
医務室生活楽しんで、と無責任な言葉を口にするきりやん様
『本気ですかぁ…』
暇になりそう、とこれからの生活に不安を覚える
kr「ちなみに君何日寝てたと思う？」
急なきりやん様の質問に頭を悩ませる
『えっと…3日ぐらいですかね？』
kr「違いまーす、2週間でした」
『えっ？』
予想より遥か上の数に驚きを隠せない
kr「まぁだからぶるーくとかきんときが…ね、」
『…あはは』
ぶるーく様はまだしもきんとき様も、と嫌な予感がする
kr「まぁ伝えに行ってくるね」
『はい、ありがとうございます』
じゃ、と医務室から出ていくきりやん様
ぶるーく様には感謝しないと
きんとき様にも書類の事で謝らないといけないし
そう考えながらベッドの上で待っていた
￣
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜！！頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (
レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…！✨主様のペースで応援しております！！ (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» ｴｰｯそう言っていた頂きとても嬉しいです〜！！頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です！！ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2022年11月23日 23時
