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シャークん様の専属になってから3日が経った
毎日同じ事の繰り返しで、一日が過ぎるのがとても早く感じる
書類をして、ご飯を提供する
ぶるーく様の頃に比べると人と話すことが格段に少なくなった
きんとき様とは書類の時に話すが、面と向かって人と話せるのはその時ぐらいだ
ネルさんとは何日かが経過した今でも、打ち解けない微妙な距離感が残っている
たまたまアリシアさんが友好的だっただけで、他の人はこんな感じなんだろうと思い日々を過ごしている
ちなみにぶるーく様とはあれから会っていない
ぶるーく様の部屋と階が違うため、会わないと言うよりか会えないという表現が正しい
きんとき様によると私に会いたいと言ってくれているらしいが、今はシャークん様の専属の為控えている
そんな当の本人、シャークん様にはまだ1度もあったことがない
だが会ったらおそらく私の命は無くなるため、会わない方が個人的には安心である
そんなことを考えつつも、いつものように朝食の準備をする
『朝食置いておきます』
いつものように空間に声を掛けて、部屋を出る
お疲れ様でした、と言い部屋に戻ろうとするとネルさんに呼び止められた
ne「Aさん」
久しぶりにネルさんの口から発せられた私の名前
はい、と答える
ne「昼食提供、お願いしてもいいですか」
今まで1人でやった事は無く、驚いたがとりあえず頷く
『大丈夫です』
ne「午後、私用があるので」
お願いします、とだけ言われて部屋に戻るネルさん
1人でもいつも通りすればいいだけ
そう思っていた
 ̄
昼食の時間になり、ワゴンを押してシャークん様の部屋へと向かう
いつも隣にいるネルさんが居ないのが少し違和感だ
部屋の前につき、扉をノックする
『昼食をお持ち致しました』
もちろん反応はなく、扉を開けてテーブルに朝食を並べる
並べ終わり、声をかけて帰ろうとすると扉が荒々しく開く音がした
振り返ると、シャークん様が私をじっと鋭い目付きで睨んでいた
sh「…何してんの」
怖い、と思っていても頭は冷静だった
『朝食をお持ち致しました、今日はネルさんが』
sh「んなの聞いてねぇよ、勝手に入んな」
機嫌が悪いのが丸分かりで、終わりを悟る
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜!!頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…!✨主様のペースで応援しております!! (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» エーッそう言っていた頂きとても嬉しいです〜!!頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です!!ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます!!(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年11月23日 23時