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しばらく歩いたあと、やっとシャークん様の部屋に着いた
ネルさんがノックをして中へ声をかけているのを見つめる
ne｢シャークん様、朝食です｣
中から応答はなく、ネルさんは何も言わず扉を開けた
勝手に開けて良いんだと驚きながらも中に入ると、中には誰も見当たら無かった
黙々と朝食の準備をするネルさん
私もワゴンからご飯を運び、机の上に並べていく
一通り並べ終わると、ネルさんは部屋の奥の私室の扉の前に立った
ne｢朝食、置いておきますね。｣
応答の無い空間に声を投げかけるネルさん
おそらくシャークん様は自室の中の私室に篭っているのだろう
ne｢1週間、新人がいます｣
私を見て挨拶するよう目で伝えられる
私も扉の前に立ち、声を出した
『新人のAです、今日から1週間お願い致します』
中からの応答が無いのを確認して扉から離れるネルさん
私もそれについて行き、部屋から出る
ne｢失礼しました｣
ネルさんに続いて私も失礼しました、と言う
何も言わずに自室へと足を進めるネルさんの背中についていく
沈黙のなか歩くヒール音だけが響いていた
『毎日私室にいるのですか』
そう聞くとネルさんは少し目線を下げながら言った
ne｢たまに出てきます、けど｣
少し目を伏せながら言う
ne｢その時は機嫌悪いです、大抵誰かが…｣
その後は言わなかったが、大体伝わった
専属をしているのに会えない、会えたとしても剣を振り回す主を見るのは心にくるだろう
ネルさんの心境を考えると私だったらとても耐えられない
そんな事に毎日直面しているネルさんは何かを失ってしまっているのだろうか
光のない、ネルさんの翡翠色の瞳は何を写しているのだろう
私が踏み込む事では無い事を察し、口を噤んだ
￣
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜！！頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (
レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…！✨主様のペースで応援しております！！ (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» ｴｰｯそう言っていた頂きとても嬉しいです〜！！頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です！！ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2022年11月23日 23時
