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｢おはようございます、Aと申します｣
扉をノックしながら中に声を投げかける
ルースさんに教えて貰い、シャークん様の専属メイドがいるという部屋を訪ねている
しばらくした後、ガチャりと扉が開いた
｢貴方が、Aさん？｣
黒髪のさらさらロングヘアーの女性が中から出て来た
緑色のリボンを頭に着けている
『はい、そうです』
そう答えると中に入るよう促された
｢中、入って下さい｣
部屋の中にお邪魔すると、アリシアさんの部屋とは違って物がとても少なかった
ne｢私、ネルと申します｣
お願いします、と簡潔に自己紹介をされる
『私はAと申します、1週間ですがお願いします』
そう挨拶して軽くお辞儀をする
ネルさんは仕事内容を説明してくれた
ne｢仕事内容、ご飯の提供です｣
ぶるーく様とあまり変わらないんだ、と少しだけ安心する
ne｢朝ごはんの時、貴方のこと紹介しますね｣
『わかりました』
少し話してみて気づいたが、ネルさんはあまり話さない
考えている事を簡潔に、短く話している
ne｢もうすぐ朝ごはん、ワゴン持ってきます｣
待ってて下さい、と部屋から出ていくネルさん
1人で別の人の部屋にいるのは凄く気まずいのだが
何となく辺りを見回すが特に何も無い
アリシアさんの部屋は女性らしく、ぬいぐるみや絵が沢山飾ってあったがネルさんは特にこだわりは無いようだ
しばらく待っているとワゴンが運ばれている音が外から聞こえてきた
扉の前で音が止むと、扉を開けて外からネルさんが私に呼びかける
ne｢行きましょう｣
ガラガラとワゴンを押しながら歩いていくネルさんの背中を追った
￣
ネルさんの部屋からシャークん様の部屋はとても遠い
ガラガラとワゴンを押す音だけが朝の城内に響いていた
『ワゴン変わりましょうか、』
静かな気まずい雰囲気を何とか破ろうと、声を出す
ne｢大丈夫、初日ですから｣
そう断られてしまい、横に歩いて着いていくだけになってしまう
また沈黙が流れる
ne｢機嫌、良かったらいいですね｣
水滴が垂れるように呟くネルさん
ネルさんの方を見ると何食わぬ顔でワゴンを押している
返す言葉が見つからず、私は黙ってしまった
￣
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜！！頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (
レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…！✨主様のペースで応援しております！！ (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» ｴｰｯそう言っていた頂きとても嬉しいです〜！！頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です！！ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2022年11月23日 23時
