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コンコンっとノックをするとガチャりと扉が開いた
br「Aちゃん!いらっしゃい〜」
中に入るよう促され、椅子に座る
br「へ〜、食堂のご飯ってこんな感じなんだ」
普通に美味しそうじゃーん、とその何倍も手間隙かけた料理を前に呟くぶるーく様
br「さっ、食べよ食べよ!いただきまーす」
『...頂きます』
こんな2人でご飯を食べている状況を見たら誰かに殺されかねないな、と他人事ながら思う
br「...ふふっ」
食堂のオムライスを頬張っていると、前から微かな笑い声が聞こえる
『...なんでしょうか』
br「いや〜?誰かと一緒に食べるとかした事無いからさ」
楽しいね、と屈託のない笑みを浮かべるぶるーく様
『そうですね』
ぶるーく様の眩しい光に押され、そう答える
それを聞いたぶるーく様は満足そうにお肉を頬張っていた
 ̄
br「あ〜、お腹いっぱい」
ぺろり、とプレートに乗っていたご飯を平らげたぶるーく様
相当お肉が好きなんだろう
『お皿お下げしますね』
ワゴンを持ってきてお皿を下げようとする
br「あっ」
だが、それはぶるーく様の手によって阻まれた
br「お皿は後でで良いから、今は...お話しよう?」
瑠璃色の瞳で真っ直ぐ捉えられた目線は私を止めた
『分かりました』
ワゴンから手を離し、椅子に戻る
br「ねぇ、こっち来て」
何故か御自分のベッドの上で座っているぶるーく様に手招きされる
隣に座るようぽんぽん、と促され言われるがまま座る
br「気になってたんだけど〜、昼の時きんさんに何か言われてたー?」
気づいてたんだ、と思いながらも書類のことを伝える
br「そうなんだ!明日から大変だね〜」
『書類って大変ですかね』
そう聞くと書類はめっちゃストレスたまる!と教えてもらった
『やった事ないので...大丈夫ですかね』
br「大丈夫!何かあったら頼って〜!!」
そう言って自慢気に笑うぶるーく様
『頼らせてもらいますね』
そう言うと少し嬉しそうに頬を緩ませていた
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜!!頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…!✨主様のペースで応援しております!! (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» エーッそう言っていた頂きとても嬉しいです〜!!頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です!!ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます!!(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年11月23日 23時