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sideゼン
白雪は今、オビとAがそばについてタンバルンの城に滞在中。おそらくはラジといる。そこは気に入らんが
「その間にこのクラリネスで白雪を狙ってる輩をとっつかまえてる…つもりだったんだがなあ?なんでお前を探しに来なきゃならんのだ。巳早」
のそりとゆっくりとした動きで起き上がった巳早。こいつ勝手に居なくなったり何がしたいんだ!
「……お早いお着きで…ゼン殿下。「その間に」とは?」
俺が言ったことに目ざとく目をつけて質問をしてくる巳早を無視して俺はグチグチと不満を本人に垂らした。
「お前は別に知らんでいい。ったくよく勝手に動いてくれた。お前と一緒に情報処理してもらった兵士に縄でも渡しておくんだったな」
「縄なら俺も持っておくべきでしたよ。そしたら今頃あの小生意気な小僧、殿下の土産になってたのに」
「まったくだな」
俺はそう言いながら巳早の前の椅子に腰をかける。
「で?どう逃げられた?」
「それが小僧と話してる時に仲間がもう1人…」
肝心の本題に入ると、巳早は罰が悪そうに目を逸らしながらも昨晩の事を話した。
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はる(プロフ) - すごく面白いです!更新が楽しみですがオタクは待つのは得意な人種なので作者様の無理のないペースで頑張ってください! (2020年5月19日 7時) (レス) id: 2cc152cab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あす | 作成日時:2019年2月13日 17時