12個目 sideなし ページ14
「お!?ゼン!白雪!」
ミツヒデが2人を見つけ声をかける。
「あっ」
「すまん、オビを見失った」
木々はふぅとため息をついた。
「…あ?」
しょうがないので5人でオビの捜索をする事になった。
「オビって気付くといない事多いんですよね」
白雪が困ったように言う。それに便乗するようにミツヒデも白雪に話す。
「ちゃんと言うといいぞ、それ。ゼンのところではあんまりやらなくなった」
「あ、いた。あれじゃないの」
「なんだ、あっさり見つかっ…」
木々が見つめる先を4人も覗き込むと確かにそこにはオビがいたが…
「ナナキ選手、前へ!」
「…武術大会?」
どうやら1人で試合のエントリーをしたらしい。
「始めっ!」
審判の話を合図で試合が始まる。
相手の攻撃を交わしたりいなしたりするオビ。周りの歓声がだんだんと大きくなっていく。
「お」
ゼンがそう呟いた瞬間、オビの蹴りが相手に決まった。
「そこまで!勝者ナナキ!!」
「何やってんだあいつは…」
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作者名:あす | 作成日時:2018年12月1日 17時