MISSING TWINs Ⅲ (ページ48)

今日:17 hit、昨日:3 hit、合計:15,208 hit

ー③ ページ48

ーー武藤大我(③武藤)

彼は“優しさ”担当です。

閉じ籠った③芹はもちろん、なぜこうなったのか分からないままにこの世界に来た①芹も心配しましたし、②武藤の話をきちんと聞いてから肉体を貸すことにしました。

③芹の気持ちが決まるまでずっと待ち続け、もし受け入れられないなら、次は別々で産まれられるようにと願いながら死を選ぼうかとも考えていました。

そうした時に沢山の人を悲しませることになる(①芹が芸能人にしてしまったため)と考え、何とか③芹に“共存”を選び取らせるよう説得を繰り返していました。

表に出なかったのはその説得が主です。

その間を埋めてくれて逆に助かったというのが本音。

本人に言わせると

「芹を閉じ込めたままなんて嫌だし、京本くんの暴走も止められるし、もう１人の自分の望みも叶えられるし、僕１人が体を貸すだけで事態の終息が望めるならば躊躇うことはないよね？」

とのこと。

実は１番計算高いんじゃないかと書いてて思えてきました。

ですが彼は頭は良いけれどボケ属性です。

実は、作中で加藤瑠璃に告白したのは③武藤でした。

手記会話は③武藤。脳内会話は②武藤でした。

４人の子供の内２人にたまに「ママ」と呼ばれるのが最近の悩み。

その理由は③芹だから強く叱れずにいる。