371.切れない絆 SNside ページ21
SNside
Aが何か難しい顔して悩んでる気がして
何度も何度も話し掛けるのに届いてないみたい…
どうした?
何悩んでるんだ?
移動教室だからもう誰も居ない教室にふたり
Aはまだ俺の声さえ聞こえない様だ
横を向いて斜め下を見つめながら何か悩んでるAの横顔は
とても可愛くて綺麗だ
こんな風に見つめても誰にも止められることの無い俺の好きな時間
あとどれくらいこの位置に俺は居れるだろうか…
Aが俺を好きになる可能性はどのくらい有るんだろか…
神様…知ってるなら前もって教えてくれないかな…
もし俺が決断出来た時
Aが俺を好きじゃないといいな…
やっぱり伝えなきゃ良かったかな…
でもAが好きだ…
例えそばに居られなくなっても俺の好きはAだけのものだ
これはきっとずっと変わらない。
想いが届かなくても、お互い誰かのものになっても…
俺の好きはAだけのものだから
SN「……サボる?」ニコッ
A「えっ!?…っ!!ちょっと!!スニョン!?」
びっくりしたAを引っ張って屋上に上がった
気持ちのいい風が吹いて俺たちを包む
もうひとつ高い場所へAを導いて
横になった隣をトントン叩いたら
可愛い笑顔で隣に横になった
一緒に居られなくなっても平気?なんて、きいてどうすんだよ…
Aは寂しいと言った…
「スニョンはあたしのビタミンみたいな存在だから」
めちゃくちゃ嬉しかった
Aの元気の源になってたなんて
言わずには居られなかった
そして、俺は狡いから…
保険をかけたんだ…
SN「俺、Aが大好き。多分この先もずっと好きだと思う。もし俺がAの隣に居られなくなっても俺の好きはAのものだから。約束する」
A「スニョン…」
SN「A。返事は要らない。俺Aの彼氏になりたいって言っただろ?」
A「うん…」
SN「やっぱいい。彼氏だと別れたら終わっちゃう…嫌だ。Aがそばにいない人生は嫌」
A「スニョン…」
Aの呟きに色んな気持ちを乗せているのは分かってた
でもいいんだ。俺は狡いから…Aとの関係を細い糸でもいいから繋げていたい
決して切れない絆を築いてきたつもりだから…
SN「A…何悩んでるんだ?」
A「あぁ…。ジョンハンくんの誕生日プレゼント」
SN「はぁ!?…あぁちんちゃ…なんだそれ…」
心配して損したわ…
あぁぁぁもぅ……Aのバカ……
.
56人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽけ | 作成日時:2022年2月25日 11時