私がこの世でいちばんです (ページ36)

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ーside CELIー

気まずい。

いや、ホビオッパとキスしたとかそんな事は気にしてないんだけど。

なんとなく、気を遣われてる感じ？

ホビオッパもナムジュニオッパも、心配そうに見てくる感じがむず痒くて、最近は唯一変わらぬ塩対応のユンギオッパの部屋に避難しがちだ。

コンコンッ
『ユンギオッパ～、居る？？』

SG「...。」

『まぁ居るの知ってるけどね』

突撃☆

ガチャッ

SG「！？？いや、うわっ、待てっ」

『あ、ごめん。着替え中だった？？』

珍しく慌ててズボンを上げているユンギオッパ。

『あれ、風邪？？』
足元に転がる丸まったティッシュに気づいた。

SG「え？あー、うん。」
『気をつけなよー。』

SG「おう。(意外とピュアでよかった、、、)で、何の用？」

『あ、そうそう、曲完成したんだけど他に詰めたい所ある？これデモテープ。』

ピタリ、と動きが止まる。

SG「もうできたの、、、？分かった、見とく。」
？？？何か不機嫌になった？

『じゃあ私はここで待ってるね！』

持ち込んだ漫画、装備完了！
ベッドイン、完ry

SG「おい、何で他人のベッド入ってるんだよ。リビング行けばいいだろ。」

キコエナーイ
だってあの2人居るんだもん

SG「はー、、。鍵かけとけばよかった。」

そんで、文句言いつつも何だかんだ許してくれちゃうユンギオッパのかわいさよ。

もう、ツンデレボーイめ☆

SG「...お前さ。気まずいならそう言ったら？毎回ここに逃げて来られるの迷惑なんだけど。」

『、、、バレた？？』

思わず苦笑いする。

『気遣われるのが苦手なん「違うだろ。」...え？』

真っ直ぐと、いつもの眠たそうな目で見つめてくる。
何もかも見通した様な目で。

SG「踏み込まれる事が嫌なんだろ。人懐こいフリして、壁を作る。」

へぇ、なんだ。分かってたんだこの人。
いつもの笑顔(・・・・・・)をやめて無表情になる。

『...分かってたんですね。ユンギさんは(・・・・・・)。』

SG「普通に考えて、コラボあんなに嫌がってた奴がいきなりこんなに心開くワケないだろ。カメラがあるからだろうとは思ってたよ。」

『じゃあ、気づいてたのに私に優しくしてたのは何でですか？理解できない。』

そう言うと、彼は自嘲気味に笑った。
SG「、、理解できないだろうな。お前の音楽に心底惚れたからだよ。」

は？何それ。

SG「お前の音楽への姿勢を尊敬したから。だって」

"作曲してる時のCELIは紛れもなく素で楽しんでただろ？"