私がこの世でいちばんです (ページ35)

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目を開けると、ホビオッパが心配そうにこちらを覗いている。

ガクガクと震える体が抱きしめられた。

あ、この匂い落ち着くな、なんてのんきに思って。
次の瞬間には、また眠りについていた。

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ーside SGー

RM「ホソギ！？」
衝撃の光景に、唖然とする。

ソファでホビがCELIを抱きしめて眠る姿に、何故か苛立ちを感じた。

JH「ん、、お帰り、、」
目をこすりながら起き上がるホビ。

SG「なに、してんの。」
JH「...今日、地震あったじゃん。」

"あの時、なんかCELIが様子おかしくなってさ"

ープルルルル！！

突然CELIのスマホが鳴る。
画面に表示される、"自由男"の名前。

誰だ？？

ポチッ

？？「CELI！？ごめん、仕事で連絡できなかった。お前いまどこだ。大丈夫か！？」

『CELIなら、寝てるよ。』

？？「...あぁ、BTSの方ですか。俺バビです。 CELI大丈夫でしたか。」

なんでコイツが心配するんだ？

JH「バビ君、ホソクです。なんか様子がおかしくて過呼吸になりかけてたけど、今は落ち着いてるよ。」

BB「...ふぅぅ、良かった、、。それなら良いです。ありがとうございました。』

プツッ

一方的に切るなよ、コイツ。
てゆうか、 CELIのなんなんだよ。

プルルルルッ

再び、今度は俺のスマホが鳴った。

『パンPDお疲れ様です。どうしましたか？』

パン「お疲れ様。CELIちゃん、大丈夫か？」

『今は寝てます。』

パン「良かった。ヤン社長から連絡が来てね。実は、、言いにくいんだが、小さい時に地震で弟さんとご両親を亡くしてるらしくてね。
地震が来た時はそのトラウマでパニックになるらしいんだ。だから、もし余震などがあった場合は支えてあげてくれ。」

そんな、、、
だって彼女はいつも気丈で、そんな弱さなんてカケラも見せてなかった。

まさかそんな過去があったなんて。

CEL「ん、、、ホビオッパ？？？」

！！！！

RM「CELI！大丈夫！？」

CEL「あ、ナムジュニオッパおかえりー。うん、心配かけてごめん。もう大丈夫だよ。」

RM「よかったー！」
JH「うん、いつものCELIだ。」

ニコリと笑う彼女は、その通り、いつものCELIで。

__いつもの、"貼り付けた"ような完璧な笑みだった。