私がこの世でいちばんです (ページ14)

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部屋に入ると、テーブルでスマホをいじるジョングクさんが1人。
あれ？他のメンバーは居ないのかな。

『はじめまして、CELIです。よろしくお願いします。』
GK「どーも。」

、、いや、それだけかよ。
なんかスマホいじりながらって愛想悪いなー。

『、、他の皆さんはまだ来られてないんですか？』

とりあえず話しかけてみる。

GK「...あぁ、もしかして違うメンバーが良かった？」

は？？？
何言ってんのコイツ。

『どういう意味ですか？』
GK「誰狙いなの？ブイヒョン？あ、ジミニヒョン？それとも俺にしとく？」

ドンッ
馬鹿にした様に壁ドンしてくるジョングクさん。
　

プッッッチーン！！！

こういう、どうせ女はって小馬鹿にした感じの奴。
いちばん嫌いだわ。

ニヤリ
できるだけ妖艶に見える様に微笑む。

ドン！

胸ぐらを掴んで、体を捻る。
はい、逆壁ドンの完成。

GK「な、な、」
ゆっくりと、美しく見える様に。
舌舐めずりをして。

耳元に唇を近づける。

『誰が相手するかよ。自惚れんな、バーカ。』

ガチャッ
JM「ジョングク、ごめんーーーって何してんだよ！？」

入り口で固まるジミンさん。
背後から他のメンバー達も困惑した視線を送ってくる。

仕方なくジョングクさんから手を離すが、そのまま硬直して壁に張り付いている。
なに？壁好きなの？

『挨拶回りに伺わせていただきました。新しくデビューしたCELIです。よろしくお願いします。』

V「へーえ、確かにビビる程美人だね。でもさ、顔だけ綺麗だったら相手してもらえると思った？？」

あーもう、コイツら面倒くせぇなー。
揃いも揃ってナルシストかよ。←自分は？

『はー、、もういいや。すいません、私いそがしいんで失礼しますね。一応あいさつしたし、いいですよねもう。』

入り口に立つメンバーの間をすり抜けようとした時。

JM「っ待てよ！」

あー、もう。

『手、離してくれません？痛いんですけど』

男の全力で、一度ケガした事のある右手首握られたら、さすがにめっちゃ痛いわ。

JM「ジョングクに何したんだよ。」
『っ、、、！』

SG「っ、おい、ジミンやめろ。」

さらに強くなる力。
ピシッ！！！
突然、鋭い痛みが走る。

あ、やばい

ドシンッ

思わず小内刈り(柔道)しちゃった。
わ、わたし悪くないもんねー。

『、、失礼しますね。ってうわ、ジウォナ。』

廊下に飛び出すと、洗顔あとだろうか。偶然通ったジウォンにぶつかった。