46 ページ47
ずっと泣いていた。
泣き止もうと思っても、涙が止まらなかった。
やがて4時間目開始のチャイムがなる。
涙がおさまった気がし、トイレの個室を出た。
鏡に映っている自分を見て、深い溜め息をつく。
目は充血し赤くなっていて、頬には涙の跡が残っていた。
授業中、教室に入ることは何となく気が引ける。
だから私は、保健室に足を向けたんだ。
「気分が悪くなりました。」
私はそう言いながら、保健室に入った。
保健室の先生は私の顔を見て、一瞬目を凝らし、私に微笑んだ。
何も言わず、泣いていたことに気付かないふりをして、私の話を聞いてくれた。
4時間目終了のチャイムがなった。
気分がようやく落ち着き、保健室を出ていこうとしたが、保健室の先生にはベッドに横たわるように言われた。
だから私はベッドに横になり、瞼を閉じた。
28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マス - マスです。30000hit達成です。見ていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2017年11月28日 20時) (レス) id: 7c4c52f579 (このIDを非表示/違反報告)
恋檬(プロフ) - おめでとお!!!! (2017年10月22日 11時) (レス) id: a868e82522 (このIDを非表示/違反報告)
マス - マスです。20000hit達成しました。これからもこのシリーズをよろしくお願いします。 (2017年10月22日 7時) (レス) id: c6f0bf0fbb (このIDを非表示/違反報告)
mof - マスさん» おめでとー(*^ω^*)ぱふぱふ このシリーズ大好き(^_^) (2017年10月15日 0時) (レス) id: eb04f4e900 (このIDを非表示/違反報告)
マス - マスです。10000hit達成しました。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2017年10月12日 18時) (レス) id: c6f0bf0fbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:マス | 作成日時:2017年10月6日 22時