seventeen ページ17
シンさんはクスッと笑い言った。
「彩様はあまりこちらの事を知らないのじゃなぁ。
とても育てがいがある!」
育てがいがあるとは?
「そのままの通りです。彩様は我々とこれから一緒にいるので、育てるという言葉が1番合います。」
え?6年間じゃないの??
「6年は修行です。その後は、実戦だったりと色々忙しいですよ。」
じゃあ、死ぬまで一緒に居るんだ。一心同体って感じかな?
「そんな感じです。そろそろ向かいますか?」
はい!
____________________
「クッソ…!七鬼!お前、アーヤの居場所わかんねぇーのかよ!!」
「ちょっと黙ってろ。立花の気が探れんのだ。やばい相手を敵にした。」
若武と忍、小塚くんは先程まで私達がいた場所で何かしている。
「私はここに居るのに、何で忍には分からないの?」
「我々が、彩様の気を消してるんです。」
なるほど…
黒木くん、翼、上杉くんは別の所に居るらしい。
「全く面倒ですよね…。バラバラに居るんですから。」
ん。
皆が私を探してくれるのは嬉しいけど、当の本人は今ここで皆を見てるってなると、罪悪感を感じる。
待っててね皆、皆からしたらあと6日だから…!
「では、まずここに居る3人から本来の世界へ送りますね。」
はい。
ミヤさんが何かしているのを横目で見ながら、若武、忍、小塚くんをしっかりと目に焼きつける。
皆からしては6日。でも、私は6年間会えないのだから姿だけでもしっかりと覚えておこう。
「では、送ります。」
そうミヤさんは言った同時に忍がこちらを見た。
「立花っ…!」
忍はこちらに気づき私の名前を叫んだが瞬時に消える。
「危なかったのぉ。ミヤ、お主気を抜いたろ?」
「すいません。直ぐに気づかない者と思っておりましたので。」
……罪悪感が凄いある。
______________________________
黒木くん、上杉くん、翼を元に戻した後、私達はまた旅館へ移動した。
「流石に骨が折れる作業でした。」
お疲れ様です。
「我は暇じゃったぞ、」
「そうですか、彩様、我々はまた移動するのですが、何か希望はありますか?」
何処でもいいの?
「おい、我をサラッと流したなっ…!」
「五月蝿いです。シン、今重要な話をしてるんです。」
「ふんっ、我が知ったことか、」
「そんなんだから怒られるんですよ?」
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロ - おもしろい (2020年2月2日 9時) (レス) id: 01b39ab0f1 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 魔理沙さん» ありがとうございますwその事件は新しく作った小説の方で進めていきます (2019年8月13日 10時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - すっごく面白い。彩はどんな事件に巻き込まれるのかな? (2019年8月13日 10時) (レス) id: 32185305c0 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - すいません。なんかいじってたらアカウント消えたので、新しくしました。神の子などの作品等は新しく作り直します。ご迷惑おかけします…。 (2019年8月11日 13時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - lkwistervenさん» 返信遅くなりすいません。ありがとうございます。更新頑張りたいと思います! (2019年8月11日 11時) (レス) id: fbca833c0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ