Short Story . (ページ15)

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『居ないけど…

あ、言っちゃった、』

「え？」

『ここ何年も彼氏居なくてさ

仕事仕事でなかなか笑』

「…そうなんや、笑

あ、そろそろ帰る？酔ってるやろA」

『ふふ、バレた、？

結構酔ってる。笑』

廉君には、

"彼女いる？"なんて怖くて聞けなかった。

「二次会行くぞー！」

「同窓会はこうでなくちゃ！！」

「あ、俺ら帰るわ！笑」

私の腕を肩に掴む

「えー、もう帰っちゃうの？」

「これからなのに！」

「飲みすぎてさ、酔ってん、笑

俺らお酒強ないから！な？」

『あ、うん、

…ごめんね、またの機会に！』

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帰り道。

「ほんまに大丈夫？タクシー呼ぼか？」

『大丈夫大丈夫、すぐ近くだから笑』

「、ちょ

危ない言うたばっかやん！

…しゃあないな、」

『ぅえ？！ちょっと！！なに？！』

私を抱き上げた

いわゆる、お姫様抱っこ。

「暴れんなって、！

ほら、ここどうすんの？右？左？」

『…左です』

「了解」

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『あ、！

もう、ここで、大丈夫

ありがとうございました。』

「ええの、？」

廉君の腕から降りる

『うん！！

今日色々ありがとね

じゃあ、また、』

「………A、！」

名前を呼ばれた時にはもう遅くて、

私は唇を奪われていた。

そっと、触れるか触れないのキス

目の前にあった廉君の顔がゆっくりと離れる

「…ここで逃したら、遅いと思うねん」

それはどこか切なそうな表情で。

『え、？』

「、高校ん時からずっと好きでした

…俺と付き合って欲しい。」

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『私…で良ければ、！』

end.