防弾奮闘記。

ヌナとグク ページ9

side JUNGKOOK





「 ...グガ、 」





.....ふん、





「 暑い、離れて 」





やだもん、





「 ぐーきー？ 」


JK「 ...ぬななんて嫌いだ 」


「 うん、嫌いでいいから離して 」


JK「 ...うそ、嫌いじゃないもん 」





肩が揺れたから多分、笑ったんだろう。後ろから抱きしめてるから表情は分からない。





「 なに、拗ねてるんなら何か言ってよ 」


JK「 .....拗ねてないもん 」


「 なら離してよ 」





...そんなに離してほしい？





.......テヒョニヒョンには、





JK「 .....きすしようとしたくせに、 」


「 ...その話？ 」


JK「 ...ヒョンが目を開けなかったらほんとにするつもりだったの？ 」


「 そんなわけないでしょ、 」





呆れたのかため息をつくヌナ。でもね、ヌナ。





JK「 ...みんな、男なんだよ 」


「 ...ん？」


JK「 油断してちゃ、いつ食べられちゃうかわかんないよ 」





おれなりに脅しのつもりだったのに、ヌナは笑った。





JK「 ...なに、 」


「 いや、それ流行ってんの？ 」


JK「 それ、って... 」


「 男、っていうの 」





...まさか、





JK「 誰かに言われたの？ 」


「 じみなにね 」


JK「 .....ジミニヒョン、 」





...まあ、あれだけ可愛い可愛い言われてたらそう言いたくなるのも分からないことないけど、





でも、許さない。今度ジミニヒョンに怒ってやるんだから。





JK「 ...なにかされたの、 」


「 ん？ 」


JK「 男、って言われただけ？ 」


「 ん〜... 」





なんとも煮え切らない態度を取るヌナ。





.....それなら、とソファにヌナを押し倒す。






JK「 ほら、言わなきゃ.......、なに笑ってんの 」





俺なりにやってみたのに、なんで、





「 いや、こんなとこまで同じなんて... 」


JK「 押し倒されたの！？ジミニヒョンに！？ 」


「 ごめいとーう 」


JK「 ...許さな.......っ、痛！ 」


「 あんたも同じことやってるからね、 」


JK「 だって... 」





ちょっとでも、意識してほしいもん。





「 やっぱりグキとじみなは仲いいね 」





...あ、それも





JK「 それやめて 」


「 どれ？ 」


JK「 じみな、って可愛く呼ぶのだめ 」


「 ええ？ 」


JK「 だめ、 」


「 ...はいはい、 」





...ヌナにはまだまだ子供に見えるかもしれない。





ぬなのまえではまだ子供でいてあげる。そうしたら、まだこんなこともできるでしょ？




ヌナは、まだおれのことを子供だと思っている。





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