防弾奮闘記。

ヌナとホソク ページ6

side J-HOPE





今日は宿舎でヌナと二人きり。





他のメンバーは仕事なんだって。





せっかくの二人きりだから、なにしようかな〜





.....っあ、いやらしいことはしないらね、断じて！！





なんて、思っていた時、





「 .....っふふ、 」





スマホを見ていたヌナがいきなり吹き出した。





...え、なんだろう。





スマホ見てひとりで笑ってる...





気になる...





HS「 ヌナ、何見てるの？ 」


「 ん〜.....っふ、 」





聞いてみても生返事。





こうなったら覗くしか無いな...





ソファに座っているヌナを後から覗き込む。





そこに写っていたのは、




俺の写真...なんだけど、





HS「 なんでこんな顔ばっかりなの！？ 」


「 っ、！うわ、びっくりした... 」





俺の大声に驚いたヌナには悪いけど、





そんなこと言ってる場合じゃない！！





HS「 ヌナ、なんで俺の事故画ばっかり見てるの！？ 」





画面に表示されてるのは俺は俺でも事故画ばっかり。





変顔じゃないよ、事故画だよ！！！





「 いや、ネット見てたらたまたま見つけて.....っふふ、 」


HS「 俺の顔見て笑わないでよ！！ 」





今は事故ってないでしょ！？





普通にしてるもん！！





HS「 もう、せっかく二人きりなのにそんな写真... 」


「 ごめんごめん、でもほんとに面白くて... 」





笑いすぎたのか、少し目尻に滲んだ涙を拭うヌナ。





普段こんなに笑わないヌナを泣かせるまで笑わせたのが俺だっていう少しの優越感はないこともないけど...





「 １回見ちゃうと止まらなくてねー... 」


HS「 そんなに俺の顔面白い？ 」


「 うん、だって... 」





ヌナはソファの後ろに立っている俺の顔に腕を伸ばして、





HS「 ヌナ...？ 」





頬に手を寄せた。





「 わたし、ホソクの顔好きだもん 」


HS「 え、 」


「 好きだから、そんな顔が崩れるのも好き、なんてね 」





そう言ってからかうように笑ったヌナ。





何度もヌナから出てくる好き、って言葉に俺がドキドキしているなんて思ってないんだろうな。





HS「 ...好きなんだったらもっとかっこいいの見てよ 」


「 ふふ、かっこいいのはいつも身近で見てるからいいのー 」


HS「 もう、そう言ったら許してもらえると思って... 」


「 許してくれないの？ 」


HS「 ...許す 」





ヌナは俺(の顔)が大好きです。




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