ヌナとシュガ ページ4
side SUGA
「 ん〜...ここの歌詞もうちょっと... 」
SG「 ああ、そこ?俺も思った 」
とある休日。
珍しく機嫌のいいこいつがいきなり宿舎にやって来て、
「 ユンギの今作ってる歌聞きたいー 」
なんて言い出すから作業室で二人きり。
こいつは作詞作曲も出来て、何度も賞を取ってきてるからアドバイスも的確だ。
SG「 でもなぁ... 」
「 ん? 」
SG「 いいフレーズが思いつかねぇ 」
「 んーそういう時もあるよねぇ 」
うんうん、なんてうなづいて何か考えるように俯いた。
SG「 ...?おい、 」
「 ....... 」
俯いたまま何故か固まった。
...寝てんのか?
そう思いのぞき込むも目は開いている。
ほんっとにこいつの行動は読めない。
SG「 ...おい、 」
「 .....ねえ、ユンギ 」
SG「 あ? 」
いきなり顔を上げたと思えば神妙な顔つきで俺を見てくる。
...なんだ?
「 ...ユンギってさ、 」
SG「 ...おう、 」
「 ...わたしのこと、ヌナって呼んだこと無くない? 」
SG「 .....は? 」
な ん だ そ れ 。
「 よーく考えてみればさ、いつもおいとかお前とかだし、名前で呼ばれたこともなければヌナって呼ばれたこともないもん 」
SG「 や、まぁそれはさ... 」
「 じんもヌナって読んでるんだからさ、ユンギも呼ぶべきじゃない? 」
SG「 んん〜... 」
「 なに、嫌なの 」
SG「 嫌っていうか... 」
なんか小っ恥ずかしいし。
なんて考えてたら目の前に整った顔が迫ってきてて、
SG「 うおっ、 」
「 ほら、ユンちゃん。ヌナって呼んでみ? 」
その綺麗な両手で俺の頬を挟んだ。
「 ほらほら 」
SG「 っちょ、ちけぇ... 」
「 呼んだら離してあげるよー 」
こいつはほんっとに...
SG「 .....ぬ、 」
「 ぬ? 」
SG「 .......ぬ、 」
「 ぬー? 」
ニヤニヤと俺の顔を覗き込んでくる。
まじで意地が悪ぃ...
SG「 .....っ、...ヌナ!!! 」
「 お!!よーくできましたぁ 」
SG「 うお、ちょ、やめろ! 」
俺の頬を包んでいた両手を俺の頭に持ってきてわしゃわしゃ撫でる。
「 これからもヌナって呼びなよ 」
SG「 ぜっったい呼ばねぇ!! 」
「 あら残念 」
カラカラ笑うこいつを見て思う。
こいつは、俺の扱い方がうまい。
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あじょん(プロフ) - セジュンさん» キスの日...みんな可愛くかけて良かったです... (2018年5月28日 17時) (レス) id: e4a8c25058 (このIDを非表示/違反報告)
セジュン(プロフ) - キスの日…かわいすぎる…… (2018年5月26日 12時) (レス) id: a43e5c801b (このIDを非表示/違反報告)
あじょん(プロフ) - チェ・ミミさん» ありがとうございます...!可愛いメンバーを目指しているのでそう言ってもらえて嬉しいです!! (2018年5月19日 22時) (レス) id: e4a8c25058 (このIDを非表示/違反報告)
チェ・ミミ - ヌナに甘えるメンバーが、、、かわいいです。 (2018年5月18日 16時) (レス) id: 3b30edb34c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あじょん | 作成日時:2018年5月18日 0時