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【悩みの種】
心は昔から、一生懸命すぎる子どもだった。自分がやりたいことを見つけると、そればかりに夢中になって周りが見えなくなる。
また、彼女は大人しく、あまり自分から話しかけるようなタイプではなかったが、友人が多かった。
その理由は、幼なじみがクラスの中心的な人物だったからである。
小5までは、心は毎週のように友人たちと遊びに出かけていた。そのときは、友人たちと遊ぶことが何より大切だったのである。
しかし、分岐点が訪れる。
小4の春休みのある日、プロの歌手のコンサートに行った心はそこで大きな衝撃を受ける。初めて、本気の夢を持った瞬間だった。
その後、心は歌に没頭し始める。プロの講師のもとで歌を習い始め、あれだけ遊んでいた友人たちとも全く遊ばなくなり、誘われた時には曖昧な返事をして、直前にドタキャンというような行為も何度もしてしまった。
そのうち、心を遊びに誘うものは誰もいなくなり、少し距離を置かれるようになったのだが、周りが見えなくなっている心は気づくことができなかった。
そして、ついに、その夢を叶える瞬間がやってきた。
少し前に受けたオーディションの合格通知が届いたのだ。
心は次の日、友人たちを集め、夢が叶ったことを報告した。
しかし、返ってきたのは心が考えていたような歓喜の言葉ではなかった。
友人たちは困ったように互いに目を見合わせた後、幼なじみが代表してこう言ったのだ。
「友達を蔑ろにして夢叶えて、嬉しい？」
その言葉に、心は何も答えることができなかった。
その態度を見た友人たちは次々と心に秘めていた思いを吐露し始める。
「心さ、最近私たちと全然遊んでくれなかったよね。……いや、それだけなら全然いいんだけど。うちらとの約束ドタキャンしたりしてたよね」
「私たち、ずっと我慢してたんだよ。本当はこころんと遊びたかったのに」
「そ、それはっ……いきなり練習が入ったりしたからで……」
心は震える声で返事をするが、今の友人たちには言い訳にしか聞こえない。
「ごめんけど、もう私たちには必要最低限しか関わらないでほしい。私たちもろんに関わらないようにするからさ」
彼女たちは踵を返して去ってゆく。
その後家に帰ったこころは、何もする気力が起きず、ベッドに入って目を閉じると、気がついたらどり〜み〜らんどに来ていた。
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麗羅(プロフ) - 愛宮リリーさん» はじめまして！お声がけありがとうございます！ぜひ関係を組みたいので、ボードにお邪魔してもよろしいでしょうか？ (2023年3月11日 19時) (
レス) id: 90634de060 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - 初めまして失礼します、【Endless dream world】に参加させていただいてます愛宮リリーです！よろしければうちの月姫と「心に寄り添ってあげることができる友人」として関係を組ませていただけないでしょうか…？ (2023年3月11日 18時) (レス) @page20 id: 234445217d (このIDを非表示/違反報告)
白炉(プロフ) - 初めまして、同企画で参加させていただいております、白炉です。よろしければ、お宅の美莉亜ちゃんと関係を組まさせていただけないでしょうか。詳しくはボードの方でご相談したいと思います。よろしくお願いいたします。 (2022年8月26日 5時) (レス) @page10 id: c458930b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗羅 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aji391/
作成日時：2022年7月17日 7時
