松野家三男やってます。9

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有馬記念でこれ以上に無いくらい大盛り上がりをする六人。



｢い、いえーい…｣



六人程テンション低めで戸惑った様子の一松は片手を挙げた。
七人は一列に並んで有馬記念を見ていくことに。



｢あー！ヤバイ！何この楽しい時間！｣



｢ケツ毛燃えるね！｣



｢ふっ…射○しそうだな…｣



｢え？｣



サングラスのフレームを上げながら
とんでもないことを言うカラ松に十四松は彼を見た。



｢射○しそうだと言ったんだ！｣



｢うんうん！｣



カラ松のとんでも発言に十四松は素直に頷いている。
どういう意味で頷いたのかは不明だが。



『カラ松兄さん、股間隠さないと捕まるから気を付けてね』



｢フッ…安心しろブラザー…。有馬記念が終わる頃には静まってるさ…｣



『それもう手遅れって意味だよね！？』



明らかに膨らんでいるカラ松のズボンを片手を広げて隠すハイ松。
しかしカラ松は謎に両手を挙げてポーズを決めてかっこよく言う。
(※全然かっこよくありません)



｢ねえ！皆はどんな買い方選んだの？｣



｢決まってんじゃんトッティ！俺は勿論…



3！連！たーん！！｣



おそ松はどうやら3連単で勝負を決めるらしい。
それを知った六人はポカンと口を開ける。



｢え、だけ！？｣



｢3連単のみ！？｣



『嘘でしょ！？』



｢うん。え、皆そうじゃないの？一番儲かるよ？｣



まさかの3連単のみという選択肢にトド松、チョロ松、ハイ松は驚きを隠せず、
おそ松はそれでも呑気な顔で皆に言っていた。
何処からその自信が来るのだろうか。



｢当たったらでしょ！？
ほんっと後先考えない馬鹿でクズでゴミだなお前は！｣



｢ゴミだなお前は…｣



『あはは…。でも3連単って難しいからなぁ…』



｢分かってねぇな〜！ぜんっぜん平気！3連単以外ありえない！｣



確かにおそ松の言った通り3連単は一番儲かる。
のだが、上手い話には裏があると同じように、
当たる確率はとんでもなく低いのだ。

しかしおそ松は気にしていないようなので本人が良いならそれで良いだろう。



｢チョロ松兄さんは？｣



｢僕は複勝とワイド｣



｢うわだっさ！｣



｢だっっさ！！｣



チョロ松の馬券の買い方に揃えてダサいというおそ松とトド松。
ハイ松は何も言わずにただ苦笑いするだけだった。



｢何？その保険掛けてる感じ｣



｢シコ松な感じ！｣



｢良いだろ別に！結果出たらお前らひれ伏すことになるから！｣

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