なんかよくわからんが呪胎九相図の４番目になってた件【呪術廻戦】

ずっと思ってたんだけど ページ25

「私たちが当然のように享受している環境を手にするのに
真依ちゃん達(・)がどれだけ苦労しているか、

虎杖君(呪い)を仲間だと勘違いできる頭でよく考えたら？」


はぁ、もう呆れて物も言えない。


『顔の傷、女なら欠点とか、貴女自分の引率の先生の前でも言えます？』


何も言えないのか、眉を寄せる西宮さん。

ずっと思ってたんだけど、顔の傷は女なら欠点とか、引率の歌姫さんのことディスってることになるよね？





『あと男の場合は勲章になる、とか仰ってましたけど、それそっちの東堂さんの前で言えます？』


あの人の前でそれ言ったら「当然だろう」ってダル絡みしてくる姿が目に浮かぶ…


「…」


あ、たぶん想像したんだな。
一気に眉間にしわが寄った。


でもまあいい。
一番聞きたかったのはこんなんじゃない。




『じゃあ、もう一つ聞かせてください。

母親に熱湯を浴びせられてできた少年の顔の火傷も、
男だから勲章だって、胸を張って言えるんですか』


「そ、れは…」


西宮さんが動揺した隙に野薔薇ちゃんが【簪】を発動させ、
高度が下がったところで箒をの一部を掠め取った。


「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねーんだよ！
テメェらだけで勝手にやってろ！

私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ！

強くあろうとする私が大好きだ！

私は「釘崎野薔薇」なんだよ！」


やだ、カッコいい…！

って、ときめいてる場合じゃない。

箒のコントロールが取れなくなったところで野薔薇ちゃんがピコハンを取り出して追撃する。


『っ⁉野薔薇ちゃん危ない！』


真依さんの銃弾が飛んできたので、とりあえず野薔薇ちゃんを突き飛ばして射線から逸らす。





…あっ、射線から野薔薇ちゃんのこと逸らしたはいいけどこれ私当たるわ。


頭が弾かれるような衝撃と感覚の後、
驚いた野薔薇ちゃんの表情を最後に、意識を手放した。

【じゅじゅさんぽ】前回のボツ案→←なんだよやんのか？喧嘩売ってんなら買ってやるよ？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す