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珊瑚｢本っ当に信じられない!!
なんで誰も残らない訳!?
こんな時に安吾､織田作は居ない訳!?｣

琥珀｢仕方ないよ……五大幹部のお父さんとその補佐のお母さんが一度にやられたんだから
あと､太宰忘れてる｣

珊瑚｢それはそうだけど!少しはAの事を考えない訳!?
太宰は元々入れてない､幹部でしょ｣

琥珀｢でも……居ない方がいいんじゃない?
あの話をしないといけないから｣

珊瑚｢今日は厄日だよ……
A今から話す事はとても大事な事なの
Aの1つの異能で“夢幻の白夜”があるでしょ?｣

貴方｢うん｣

珊瑚｢その1つの技の“夢幻の白夜 悪夢”があるんだけど……この技はA本人がトラウマになるような事がない限り……使えるようにはならないんだけど……｣

琥珀｢今日の出来事がAのトラウマになった……悪夢が使えるようになるには1度､精神が崩壊をしないと使えない｣

珊瑚｢悪夢は相手にトラウマの幻を見せることが出来て相手の精神を崩壊させる……｣

琥珀｢例え､トラウマが無くても､失いたくないモノを失う幻を見ることになる｣

珊瑚｢A､約束して“悪夢はあたしか琥珀が許可を出した時しか使わない”って
勿論､朧たちが許可しても使わないで｣

琥珀｢その時は僕らが悪夢を使うから
Aは駄目だよ｣

貴方｢うん｣

この日を境にAは眠る度に或る夢を見るようになった

その夢は

周りは暗闇で一筋の光がさしている場所に行くと､息絶えてる両親と両親の血がべっとりとAに付いていて､

あーぁ｡可哀想にAの所為でお父さんとお母さん死 んでしまったんだよ?

Aは産まれてくるべきじゃなかったんです

君の我儘の所為でこうなったんですよ
だから､私の所へ来て下さい
今度はお兄ちゃんとお姉ちゃんがこうなるよ?
Aが生きているだけで周りの人たちが､君の所為で危険な目に遭うんですよ?
其れでも良いんですか?

来ないんですね……なら

再びAの大切な人たちを＿＿しかないですね……

生まれて来なければ良かったのに……

可哀想で哀れな子

そして､この言葉を最後に必ずAは目を覚ます

そして､声を殺して泣いている

誰にも気づかれないように

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