コピペ改変31 ページ45
泣けコピです｡
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ヘレナ｢アメリカのとある地方に､野球の大好きな盲目の少年がいました｡
少年は､大リーグ屈指のある選手にあこがれています｡
彼はその選手へファンレターを綴りました。
『僕は目が見えません｡でも､毎日あなたのホームランを楽しみにしています｡
手術をすれば見えるようになるのですが､怖くて怖くてたまりません｡
あなたのような強い心がほしい｡
僕のヒーローへ』
この少年のことがマスコミの目に留まると､2人の対面が実現することになりました｡
カメラのフラッシュの嵐の中､少年はヒーローにこう約束します｡
『今度の試合でホームランを放てば､自分は勇気を持って手術に臨む』と…
そして数日後｡その試合でヒーローは中々ホームランが打てませんでした｡
…ホームランはおろか､その日は1本のヒットも打てずにいたのです｡
ホームランというものは､ヒットの延長です｡
やはりプロの投手から狙ってホームランを打てるほど､野球は甘くないのです｡
狙うほど空振りになる､焦るほど思いは叶わない｡
ヒーローはまさに､そんな心境にいたのです｡
彼による最後の打席で､カウントは2ストライク3ボールまで追い込まれました｡
多くのファンがスタジアムで固唾をのんで見守り､少年自身もテレビの中継を祈る思いで聞いています｡
ピッチャーが投げた最後のボールは…大きな空振りとともに､キャッチャーミットに突き刺さりました｡
全米から大きな溜め息が漏れようとしたその時､スタジアムの実況がこう叫んだのです｡
その瞬間､観客席からは割れんばかりの歓声が上がりました｡
もちろん､誰からもこの実況にクレームはつきませんでしたよ｡
その後､約束通り手術を受けた少年は､数ヶ月後にメディアの前に現れてこう言いました｡
『僕はヒーローとの約束を果たし､目が見えるようになりました｡
そして､あの時の試合を録画で観ました｡
そこでヒーローがホームランを打てなかったことを知りましたが､悲しくなったり彼を嫌いにもなったりしませんでした｡
あの嘘がなければ､僕はずっと真実も何も見えないままだったからです｡
たった1人のファンである僕の為に嘘を吐いてくれてありがとう､僕のヒーロー達｡今度は僕がヒーローになる番だ』
少年の為にサプライズで来ていたヒーロー達は､少年の前で涙を流しました｣
コピペ改変32※ホラー描写&◯亡描写あり→←コピペ改変30※ホラー描写&◯亡描写あり
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作者名：コードネーム13@現在第五人格の企画参加者募集 x他1人 | 作者ホームページ：ない
作成日時：2023年1月27日 16時
