36* 上書き【桃】 ページ49
「 王様だ 〜 れだ !! 」
愉快な声が響くと同時に引かれる棒
「くっそ何で俺がこんな陽キャゲームに .. !!」
「あれ、ハズレ .. 」
「うぇえええ !! 俺じゃねえじゃん !! 」
「あぁもう分かったから!! まろ耳元で騒がんといて !! 」
そんなわちゃわちゃしているメンバーを宥めていると
「ん!私だ 〜 !! 」
俺の彼女であるAが声を上げた
可愛い。
「えぇ , Aちゃん !? じゃぁ大丈夫か 〜 」
なんて安堵する赤髪になんでだよ とツッコミを入れ 命令に悩むAに目を向けた。
「もう無難に王様とキスとかでええやん〜」
「きす .. !? 」
まろの言葉に驚いたのかAが目を見張った
うん俺もびっくり。
『は .. ちょ , ちょっと待って ??』
そう困惑する俺を無視して メンバーが進める
「うぇ〜い賛成賛成 〜 !! 王様何番 〜 ?」
「ぁ .. じゃぁ4番で .. 」
皆の勢いに促され , Aが答える
俺じゃないじゃん。
えもうまじでクソ。
そんなことを思いながらあたりを睨めつけていると
「ぅお , 俺やんか !! 」
白髪を揺らし、斜め前の男がそう叫ぶ
お前かよ。
「なぁにAちゃん〜、俺のこと狙ってたの?」
「..え..ぁ..ないですないです..」
明らか困惑しているAに詰め寄るはつうさぎ
ぅあ..と 手を前に出して彼が近づくのを少し阻止しているA
可愛い。
って .. そんな事言ってる場合じゃない .. !!
こいつとAがキス !? 普通に無理なんですけど !!
ぐい 、とAの手を掴み下におろして .
もう片方の手で彼女の顎を引き寄せる彼
見てられん .. 俺の方が罰ゲームじゃねぇかよ ..
そんなことを思い目を瞑る
ちゅ。
「ん .. かぁええ .. 」
「んっ ... 」
うわああああ、なんて内心叫ぶ
てめえ絶対後で髪の毛生え際からむしり取るからな。
覚えとけよ。
「わ .. しょーちゃ , ないちゃんの前なのに .. 」
「 やるやん w 」
『 ..... 。』
「あぁ 〜 , ないこ怒ってもうた . 」
「僕はAちゃんに 指名されただけなのでぇ !!」
『うん。今日はお開きにしよっか。ね。うん。ね。』
「ぉ .. おう ..」
『良いよね?ね?』
「まぁないくんが言うならしょうがないか〜 . りうら帰ってぽたむする〜」
「俺も帰って飲むぁあ !! うぇぇええいい !!」
「じゃぁ俺はまろに着いて行こうかな .. 心配やし . 」
「んじゃ僕しょーちゃんと遊ぶ 〜 !!」
「おうマリカしようぜ 〜 !! 」
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ゆい - *祐霧*さん» 返信遅くなって申し訳ありません、、、全然遅れて大丈夫です!!ありがとうございます!!! (2022年11月16日 20時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - *祐霧*さん» ありがと〜 (2022年11月14日 19時) (レス) id: 57f06ddef8 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - ゆいさん» 了解です!少々更新遅れるかもしれませんがご了承ください、、! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 初コメ、リクエスト失礼します!夢主が女の子の日になって桃くんが看病する、みたいなお話がみたいです!!! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - るり(もしよかったら小説見てください)さん» 大丈夫です!めっちゃ理解しました!← 書かせていただきますね! (2022年11月14日 0時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
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