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2* 一番なんて。【水】 ページ2

『それでさ〜w』


彼の部屋から漏れる、談笑する声。

もうかれこれ一時間半。



相手の声は聞こえない。なんなら、彼の声だって聞こえるか聞こえないか、ギリギリのところだ。


『ん〜?がちこの時間が一番楽しい!!w』

ズキ、と心に痛みが走った。

、、私のことはずっと放っておいて、、。

、、、私が居なくても一番の時間があるんだ、、、。


居ても立っても居られなくて、だめなのはわかっていたけれど、



ドアノブをひねてしまった。


『んぇっ、A⁉』

「「ん、Aちゃん〜?」」



驚く彼と、電話口から聞こえる低音イケボ。


「、、いつ終わるの、」


と、ぼそっといってみれば、彼は


『へ?あぁ、ごめんしょうちゃん!またかけ直す!』


なんて早口で言い、相手の返事も待たずに電話を切ってしまった。


『どしたのA。』

「 、、、、。 」


止めたのは良いものの、寂しかった、なんて恥ずかしくて口が裂けても言えない。


『言ってくれなきゃ僕わかんない〜』

「電話長くて、、その、、、私も話したいなってッ、、」

『、、、寂しかったの?』


聞かれたその言葉を聞いて、赤面せずには居られなかった。

問に遠慮がちに頷いてみれば、彼は腕を広げてくれた。


ダボッとしたパーカーに顔を埋めてみれば、彼の甘い匂いと、優しい声が響いて心地よかった。


『ふふ、可愛い〜、、』


まるで小動物を撫でるかのように、優しく頭を撫でてくれる。

嬉しさと幸せさで心が満たされ、思わず泣いてしまいそうになる。


『ん〜、ごめんね?電話いっぱいしちゃって、』

「ん〜ん、私もごめん、、」

『も〜、いっぱい構っちゃう!』

「、、お仕事の話ししてたんじゃないの、、?」


彼も活動者という立場だ。
メンバーと長い通話なら、その話題でもおかしくはない。


『ん?あぁ〜、でもね、半分以上Aの話ししてた!!』


照れずにストレートに言われ、顔に熱が集まるのがわかった。


「、、一番楽しいって言ってたのは、、?」

『ん、Aの話ししてるときが一番楽しいって意味。』


にぱ、と笑い髪を揺らす彼。

顔を見ていられず、目を泳がせてしまう。

そんな私を見て彼は、むすっ、という顔をし、


『こっち見て?』


左手で腰を抱かれ、右手は私の顔を持ち上げた。

いわゆる顎クイ。



『ふふ、可愛い。』


そう言い、近づく彼の顔。



私は、身を委ねることしか__

3* 君は俺を取る?【桃】→←1* 風のおかげ 【青】



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ゆい - *祐霧*さん» 返信遅くなって申し訳ありません、、、全然遅れて大丈夫です!!ありがとうございます!!! (2022年11月16日 20時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - *祐霧*さん» ありがと〜 (2022年11月14日 19時) (レス) id: 57f06ddef8 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - ゆいさん» 了解です!少々更新遅れるかもしれませんがご了承ください、、! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 初コメ、リクエスト失礼します!夢主が女の子の日になって桃くんが看病する、みたいなお話がみたいです!!! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - るり(もしよかったら小説見てください)さん» 大丈夫です!めっちゃ理解しました!←  書かせていただきますね! (2022年11月14日 0時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*祐霧(ゆむ)* | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2022年7月28日 21時

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