真実。 ページ35
乱歩side
ナオミ「ゆめゆめ...?」
谷崎「知ってるの、ナオミ?」
ナオミ「ええ、この前A君に聞いたの。
CDを貸してもらって、聞いたらいい曲で。」
”あ、CDまだ返せてませんわ...!!“
と、ナオミは焦る。
焦らなくてもいいじゃないか。
だって、退職届を出さなかったってことは、またいつか来る。
それに、”さよなら“じゃなくて”またね“だから。
鏡花「...これも、聞いてみたい」
そういって手に抱えるのは、4枚ほどのCD。
太宰「まさか、あの子...
私が録音したもの、全部CDに!?
あ、じゃあこのCDにあと4曲くらい...
【アスノヨゾラ哨戒班】
【ハロ/ハワユ】
【ツギハギスタッカート】
【えとりっくえんじぇう】
太宰「...やっぱり、ね」
彼女はどれだけ優しいのだろう。
このCDは、探偵社の、ナオミの、心を支えるために作られた。
探偵社では、Aがいつしか支えだった。
ナオミだってそうだ。
Aに頼っていた。
彼女が、居ない今。
ナオミはもちろん、僕たちの支えはない。
そこで、声を使った。
彼女が好きな歌を。声を。
そして、彼女の異能力でもあるから。
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ソラ(プロフ) - 黒兎紅葉さん» 本当に遅れてすいませんでした!!これからもっと投稿早くしますのでよければ応援よろしくお願いします... (2019年8月4日 13時) (レス) id: da0656dabb (このIDを非表示/違反報告)
黒兎紅葉 - すっごくおもしろいです!続きがすごく気になります!更新頑張って下さい。 (2019年6月1日 23時) (レス) id: a3ddba6e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラ | 作成日時:2019年5月12日 4時