もう一度 ページ4
Aを見失ってしまったオレはひとまず家に帰ることにした。
ガチャ
「ただいま〜」
竜胆 「兄貴今日は気分いいな」
「わかるか〜?オレさっきAと会ったんだよ」
竜胆 「、、、は?」
「何言ってんだこいつ、とか思ってねぇだろうな〜」
竜胆 「兄貴、、、もうAは、、、!」
「厳密にいうとAじゃねぇ」
竜胆 「は?兄貴マジでどうした?」
まぁそうなるわな〜
「まぁ聞けよ、、、」
オレはAに会った時のことを話した。
竜胆 「信じらんねぇ、、、」
「たぶん生まれ変わりだと思ってる」
竜胆 「俺もまた会えっかな、、、」
多分竜胆はまだオレの妄想だと思ってる。
けどこれ以上オレの傷を抉らないように話を合わせてくれているんだろう。
マジなんだって〜
「オレもう一度Aと最初からやり直すわ。そしたら前みたいに3人で遊びに行こ〜ぜ」
竜胆 「あぁ、、、」
あれから2カ月仕事が休みのたびにあの場所に足を運んだが来ることはなかった。
だがオレは諦めきれなくて今日も来ている。
「A、、、」
? 「あのー、、、今呼びました?」
この声、、、
オレはすぐに声がする方向に目を向ける。
そこにいたのは紛れもなくAだった。
「もう会えねぇかと思った」
A 「私も会えるなんて思ってませんでした!偶然ですね!!、、、キャ!」
オレはおもわずAを抱きしめた。
「ごめん、、、ちょっと間我慢してくね?」
A 「は、はい、、、」
A、やっと会えた。
「ごめんな。やだったろ?」
A 「いえ、嬉し、、、じゃなくて!大丈夫です」
「お詫びに今からどっか行かねぇ?」
A 「、、、行きたいです」
少し躊躇っていたがなんとか了承してくれた、、、
これでもっと話せる。
どこに行こうか、、、
そういえば前のAは甘いものが好きって言ってたよな、、、
「もしかして甘いもの好き?」
A 「そうなんです!すごく好きでなんです!」
「じゃあいい店知ってるからそこに行くか」
オレ達は昔みたいに肩を並べて店に向かった。
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月27日 0時