(名前)side 知らないはずの人 ページ2
「マー君ただいま、、、」
マー君 「おかえりA」
今日蘭さんと会ったことは言わないようにしないと、、、
マー君 「Aなんか隠し事してねー?」
ギクッ
マー君 「やっぱりか、、、なーに隠してんの?」
「なにも、、、」
マー君 「なにもないはなしなー、なんかあんのは分かってんだから」
うう、、、
「怒らないでね?」
マー君 「分かった」
「あのね、、、今日灰谷蘭さんと会ったの」
、、、
マー君は固まってしまっている。
「マー君?」
マー君 「あぁ、、、マジか早いな」
「早いってなにが?」
マー君 「いや、そっか仕方ねぇな」
「どうして灰谷蘭さんと会ったらいけないの?すごくいい人そうだったよ?」
マー君 「、、、オレのわがままだよ」
わがまま?
マー君 「A、オレはAを愛してる」
「急だね。私もマー君が大好きだよ」
マー君 「うん、、、」
マー君は少し悲しそうな顔をした。
理由はわかってる。
私が愛してると言えないから、、、
ごめんなさい。
どうしてもマー君を愛してると言えないの。
心臓が愛してるという感情ではないと言ってるの。
「そういえば!!灰谷蘭さんって三つ編みって言ってなかった?私見た時びっくりしちゃって!」
マー君の顔が曇る。
どうしたの?
マー君 「、、、大人になったから切ったんじゃね?」
「そ、そうだね!確かに髪の毛なんて変わるものだよね」
マー君 「A、今日会った所にはもう行かないでくんね?」
「うん、、、わかった」
なんだろう、、、
この気持ち。
私、蘭さんに会いたいと思ってるの?
だめだよ。
私は佐野万次郎にどれだけ優しくしてもらった?
こんなに優しくしてくれた人が会わないでって言ってるんだから、、、私は会っちゃダメだよ。
なんで?
すごく胸が苦しい、、、
灰谷、、、蘭さん
本当に知らない人のはずなのに。
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月27日 0時