同じ場所で ページ1
Aが死んでからもう何年も経った。
今でもAを想い続けている。
今のオレは悪の道から外れて真っ当に生きている。
今日は仕事が休みの日だった。
だから珍しく昔初めてAと会った六本木の道路を見に来ていた。
ドン！
？ 「キャッ！すみません！！お怪我はありませんか？」
Aのことを考えていると女にぶつかった。
「別に大丈､､､」
は？
ぶつかった女はめちゃくちゃAに似た雰囲気を持つ女だった。
童顔ではないが顔のパーツもどことなく似ている。
顔までそっくりとか､､､
？ 「あのー、どうしたんですか？」
「名前､､､」
？ 「え？」
「急で悪りぃ､名前聞かせてくんね？」
？ 「えっと､､､AAです」
「嘘だろ､､､？」
そんなことってあるのか？
名前も全く同じじゃねぇか､､､
A 「う､､､嘘じゃないですよ」
「マジか〜なぁA、灰谷蘭って人知ってる？」
A 「名前だけなら知ってます､､､よ？」
「オレ､灰谷蘭って言うんだ」
A 「え！？そうなんですか？確かに聞いてた感じと似てます ね､､､って灰谷蘭さんですか！？」
「そうだぞ〜」
そう言うとAはすごく焦った表情を見せた。
「どうした〜？」
A 「あの､､､ごめんなさい！！私、マー君に灰谷蘭さんとだけは会ったらダメって言われてるんです！すみません！！それではさようなら！」
そう言い残してAはオレから逃げた。
「は？」
どうなってんだ？
マー君って誰だよ！
オレは必死に追いかけたがAは人に紛れて見えなくなってしまった。
「クソッ！」
あれは間違いなくAだ。
オレの体がそう言ってる。
今のオレならAを絶対に危険に合わせることなんてない。
オレ､初めてデートした時観覧車で言ったよな？
生まれ変わってもAを愛してるって♡
もう絶対逃がさねぇ。
今度こそ永遠に一緒にいよう。
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作者名：愛蘭 | 作成日時：2023年2月27日 0時
