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56.初めてのお給料で買った贈り物 ページ6

家に着いて玄関を開けると、

 杏寿郎さんが出迎えてくれた。


「Aさん!おかえり!」

「ただいま〜!」

 家に上がると、カラフルなクリスマスの装飾品が

 あちらこちらに飾られているのが目に入った。

「これは…?」

「クリスマスだからな!飾り付けをしてみた!」


 リビングに向かうと一際目立つクリスマスツリーが…


「ツリーは師範からいただいた!」

「師範って矢田川さんのお爺さん?」

「うむ!もう家で飾る機会がないとのこと!」


 杏寿郎さんは嬉しそうな表情で私の手を引いた。


「Aさん!メリークリスマス!」

 そう言って彼は私の目の前にプレゼントを差し出した。

「クリスマスプレゼントだ!

 初めてのお給料が入ったのでな!間に合って良かった!」


「そんな…ありがとうございます!開けても良いですか?」

「もちろん!」


 ラッピング袋を開けてみると、そこには手袋が入っていた。


「素敵!」


「Aさんはいつも寒さで手を擦っているからな!」


 人をよく見ているんだなあ…なんて、

 感心している場合じゃない!

 私は何にも用意していないじゃないか…

 矢田川さんの時といい、もらってばかりだ。


「ありがとう。大切に使いますね!

 それと、ごめんなさい。私何も用意していなくて」


「謝ることではない!これは日々のお礼でもある!

 いつもありがとう。本当に君に会えて良かった」


「そんなそんな!こちらこそです。

 私からも必ず贈り物を渡しますね。…あ!そういえば!」


 東京で会った煉獄桃寿郎くんのことを話そうとしたが、

 途中で口を閉ざした。


 桃寿郎くんが果たして本当に彼の子孫なのか、

 色々と情報が分からない中で

 伝えるのはまだ早いと思ったからだ。

 桃寿郎くんに話を聞いてからにしよう。


「どうした?」


「いえ…あ!あの…」


 私はタクシードライバーからもらった

 イルミネーションパークの券を彼に見せた。


「明日、一緒に行きませんか?」



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 ここまで読んでいただけていることに本当に感謝です!
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 引き継ぎ物語をお楽しみくださいませ。

 2023.9.19 狐姫

57.浮かんだ顔→←55.杏と桃



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2023年9月17日 0時

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