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第195話 ページ49

無悪と杠の会話。



─────空間にはたらきかケる小生が纒死穢・黒極呪儡の最大秘呪略して″甘露門″!!

─────″入口″と″出口″の呪をかけた対象を繋ぐことデはるか地下階層からの超長距離の移動を可能にする」

─────この″入口″と″出口″の呪は土地だけでなくケガレにもかけることができる。しかし甘露門が発動する時にかかる負荷は相当だ。呪力の低いケガレでは耐えきれずに消滅してしまうだろう

─────君にできるね杠────?




「うん。大丈夫よ、無悪。私は大丈夫よ、無悪。だって私、ドMだから」



ドグッン。



「ぐううううはぁぁあっっ!!」



杠が苦しみだし、お腹の部分に門のような紋様が浮かび上がる。
 


 











 
「さぁ、祝杯を上げヨう」



 







 



ドドドドドドドドッ!!!!!!


 
「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

「なっ.....何だよ、この声......」

「ぎゃははははははははははは!!!」

「一体どこから聞こえておるのだ......!?」



どの階層でも響くケガレの声。
なげきの台にまで聴こえてくるケガレの声は土御門島にまでも広がっていく。杠のお腹の紋様が宙に浮かび上がり門のようになる。



 







 





 
「......さようなら、土御門島」

「土御門島の消滅を祝しテ」



パキ



「乾」



ピシ....。



「杯」
 








 

 

パリンッ!



ヴァリィンッ!!!!!!



杠の宙に浮かび上がった紋様からたくさんのケガレが出てきて、白大鳥居の結界を破り現である土御門島に現れた。






──────────






「しっ.....真層禍野と現を隔てる白大鳥居の最終結界がしょ......消滅っっ!!同時にっふ......複数のケガレが現へ進行中っ!!!」



突如として察知したケガレの数に確認した者達は焦りだす。



「脅威度AAっAっA+......A、A+.....AA!!全て″真蛇″クラスの呪力を持っていると思われます!!」

「その数20、21、22....28っ30......39っ50.....50!?60....80!!かっ....数を把握出来ません!!」

「(無悪いいいいいいいいいいい)」

「ケガレの大群がっ......土御門島に出現っ!!!!」

「″ふたがり″発生......″ふたがり″発生いいいいっ!!!!」


 

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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月9日 23時

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