第192話 ページ46
──────ズンッ!!!!
「......!!!!?!!!??」
彼方達の考えが当たることになる。
銀鏡の最期を見届け、後ろを向き、ろくろ達の下に歩いていた瞬間。
有馬が斬られた.....、ように見えた。
有馬は自分が斬られたことに驚き、斬られたかしょに手を当て確認するが、実際は斬られてはいない。
「死んだか?陰陽頭」
「!!」
「自分の死が見えたか。ならば退がれ。死人を相手にする気はない」
突然、有馬の後ろの方に現れた婆娑羅。
その場に緊張がはしる。
「なっ......なんだコイツ.....!?(これまで凄い奴とは何人も会ってきたけど──────違う!!)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ......!!!
「(桁が違うっ......!!!!)」
「ふむ。双星か────」
ズンッ!!
「.....かっ.....っ!!?(い....今のは......!?)」
無悪が言葉を放った後、ろくろと有主の首が斬れたように錯覚した。二人は動揺する。ろくろは無悪の殺気を受けたのだ。
「遊びに来ただけなら帰ってくれないか!?」
「仕方ないでは帰るとしよう。貴様を殺してからな」
「な......何だ。コイツっ......」
「婆娑羅の二位────無悪。婆娑羅の一位・千怒とほぼ同じ歳月を過ごしてきたと考えられている────だが、自身が直接手を下すことはほとんどなく........未だ力の底を見せぬ狡猾にして卑劣な
「そんな言い方はよせ.......陰陽頭。そんなに褒められては─────照れる」
「一言も褒めていないよ?相変わらず能天気だな、君は」
「能天気は貴殿だ。小生の撒いたエサにのこのこ引き寄せられるとは所詮は″人の親″か陰陽頭」
「え.....!?」
「土御門島は........今日終わる。そして貴殿もここで死ぬのだ」
霊符を出し、構える無悪。
それに対して警戒する有馬。
「纒死穢」
ガッ。
ズズズズズズッ!
「黒極呪儡、急急如律令」
「!?」
バッ!
「(速い.......何の所作もなく.....!?)」
無悪の後ろからの攻撃に気づいた有馬はかわした。
すぐに、後ろから攻撃を受けるがかわす。
「小生の纒死穢″黒極呪儡″は空間を操る能力。この力の前では物理的障害や距離はその役割を失う!」
「......っ!隔壁遮闇、急急如律令!!」
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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月9日 23時