第187話 ページ41
ろくろが銀鏡に攻撃をした同時刻。
禍野の上位階層に婆娑羅が現れていた。
深度2009、四皇子。深度2010、臥蛇。
更に巨大な呪力反応を確認され、深度2013に石鏡悠斗。
人と婆娑羅の戦い。
婆娑羅達がこちらに迫ってきている中、なげきの台に第三第四迎撃部隊が到着した。
「まだ詰みじゃない......。たしかにお前たちからすれば我々などは脆く弱い生き物だろう。だが、我々の諦めの悪さも重々承知している筈だ!」
「いいんスかぁ、結構割に合わない仕事っスけど〜〜〜?」
「このままじゃ給料払ってくれる所がなくなるからなぁ」
_______千年の戦いで培った人間の
「後方支援に回るんやったら今の内やでぇ?」
「大丈夫ですっ、師匠の修行以上に恐いものは他にありませんから!!」
_______意地と根性を見せてやるのだっ!!
『未来、準備はいい?』
「姉様と一緒なら例え火の中、水の中!地獄の底だろうとついて行きますよっ!!!僕は!!」
『.....そっか!頼もしいなあ』
なげきの台に来たのは、十二天将である勘久郎、憲剛、すばる、繭良に彼方、彼方の弟である未来。彼らがなげき台にて待機していた。これから来るケガレの大群と婆娑羅との戦闘に備えて。
石鏡悠斗の元には____
「やぁ、
「.......土、御門っ有.......馬♡」
土御門有馬が対峙していた。
──────────
倒れたろくろを有主はボロボロになりながらも守ろうとしている。
「うっ.....くあ(あれ程のダメージを受けていながら、まだ尚これだけの力がっ......)」
「(有主.....!?)」
銀鏡は全ての触手を伸ばし、ろくろを攻撃する。錦太達はろくろの周りに集まり、治癒の呪をかける林檎と共に守ろうとする。
ドドドドドドッ!!!!!
「......!!!皆っ.....」
「大丈夫だよっ.....ちょ....ちょっとだけ待っててねっ.....!」
「早くしろよ、林檎っ!!」
「わかってるってば!急かさないでよっ!」
ろくろの体に片手をおき、治癒の呪を唱え始める林檎。次第に、銀鏡の攻撃は素早くなり、四人の体はボロボロになっていく。そんな彼らをみて止めるろくろ。
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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月9日 23時