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第182話 ページ36

「万嘩繚乱血深泥三味脚蹉だ鉄拳制裁流勝滅殺奥義(さだてっけんせいさいりゅうマルカツめっさつおうぎ)万嘩繚乱血深泥三味脚(ばんかりょうらんちみどろざんまいきゃく)ぅぅぅぅっ!!!!」



ズガッン!!!!



「逃がしはしねぇ、腹を括りな加布羅!!」



ギャッ!!



ゴッ、ドッ



「がぅっ.......だはっ!!」

「約束の刻だ桜っっ!!我らの本懐をっ」

「はっ!!」



桜が加布羅に攻撃を仕掛けようとした瞬間、加布羅が大声で叫んだ。鼓膜が破れそうになるほどの音。近くにいた桜の耳と目から血が流れる。そして、加布羅は霊符を出した後、一人一人の前に出た呪印。



「ガンガンバリバリビキビキドンっ!!」



ズガァァ!!!!



「(まさかっ........これは焔魔堂ろくろの.......)全員っ回避いいっ!!!!」



加布羅の頭上にあった大きな呪印に加布羅が攻撃を当てると美玖達の前に現れた呪印から攻撃が繰り出された。



「(焔魔堂ろくろの金烏天衝弾金烏天衝弾(ゴルトスマッシュ)に似ているが少し違う........これは呪印(大)に撃ち込んだ衝撃波をロックオンした呪印(小)に瞬間移動させたのかっ.......!!)!」

「ちっちっちばっ!もこもこまんじゅうじゃない。まっかなちば〜〜〜〜!」

「.......っ!!!」

「みっ.....美玖さ」



ドッ



回避した美久を見つけた加布羅が、美玖に一撃を入れまっかな血が宙をまった。



「美玖様あああああああああっ!!!!」






──────────






美玖達が来たことで間一髪攻撃から逃れた志鶴。彼女は倒れている父・鳴海を見つけ近くの洞窟のような場所に移動し、寝かせた。治癒の呪をかけ、血を止めるが肺がえぐれてしまっていた。目を覚ました鳴海は、息子が見当たらなかったため、志鶴に聞くが表情で悟ってしまったのだ。



「志鶴.....俺なはもう治癒の呪は使わなくて.....いい。それよりも......これを」

「.....?え.....これは.....」

「いつ.....かお前に渡そうと思っ.....ていたものだ。星震顕符、十二天将″勾陳″.....は志鶴....!お前が.....継げ」

「お.....俺が十二天将.....!?」



鳴海から手渡されたのは星震顕符。
志鶴にとっては憧れであり、十二天将である父が使う顕符を渡された。

 

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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月9日 23時

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