【鬼滅の刃】そこで見つけた六花ノ景色 (ページ46)

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第13話　十二鬼月と呼ばれる鬼② ページ46

人を喰らう鬼。
彼らを造り出しているのは、「鬼舞辻無惨」と呼ばれる鬼だ。鬼舞辻無惨の血を飲まされると人間は、理性無き人喰いの鬼となってしまう。

私達、鬼狩りである鬼殺隊は、ソイツの居場所を突き止め、倒すことを目的としている。鬼舞辻無惨が、どのような見た目であるか、どこに潜伏しているか、どのような能力を持っているかは、定かではない。その姿を見たことがあるものがいたとしても、鬼にされるか、殺されるかだ。鬼殺隊の隊士も接触した者はいないのだ。

鬼は全て、鬼舞辻無惨の手足となる部下......いや、そう思っているかは不明だけど、鬼達は鬼舞辻無惨の支配下にあるため、鬼舞辻無惨のために行動する事がある。基本的に鬼殺隊が出会う鬼は、自分の食欲を満たすために人を襲っている。

『(十二鬼月は、鬼舞辻無惨に近い存在)』

十二鬼月はその名の通り、十二の鬼からなる。
鬼舞辻無惨から、十二の強い鬼。
血鬼術という前世でいうところの必殺技みたいなモンを持っている。勿論、十二鬼月に入っていない鬼が血鬼術を持っている場合もあるけど。十二鬼月は、そこから上弦、下弦と分かれていて、上弦はここ数年鬼殺隊が倒したという情報もなく、接触した情報もない。下弦の鬼は、入れ替わりが上弦よりも激しい。そう考えると、上弦と下弦の鬼ではレベルが違うのだろう。

一番強い鬼は、上弦の壱で反対に一番弱い鬼は下弦の陸となる。彼らが十二鬼月であるとわかる理由は、簡単で彼らの目には上弦、下弦、壱～陸の自身の番号が書かれているのだ。それを見れば一目瞭然だ。

『カナエさんに怪我は？』

「ナイナイ、無傷ゥ～！！」

『だよね、カナエさん強いもの』

でも、心配は心配である。
鬼殺隊に絶対なんてないんだから。

そこら辺、夜明は分かってるみたいで、カナエさんが無事であるかどうかちゃんと聞いてきてくれたみたい。

さすが、私の鎹烏！
私の聞きたい事が分かってるね。

今日はこのまま担当地区を警備しながら、屋敷に帰るとしよう。

明日は、休みをもらっているから朝から愛おしいお布団君と共に、暫く籠ることにしよう。きっと、しのぶ辺りか彼女達の誰かが起こしにくるまで、私は何度でも寝てやる！！

激務である鬼殺隊の仕事。
お休みの日ぐらいお布団で眠らせてほしいです(切実に)。

　