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貴「…でェ、」
貴「具体的にどうする?」
猩「やっぱり考え無しだったかァ」
Aの唐突な発言から猩覚は頭が痛そうで、同じように頭を抱え込んでいた阿伏兎は、事の重大さをあまり感じていない神威と一緒に帰って行った。
猩「嫌いじゃねェよ?」
猩「そういう考え」
貴「だァと思った」
猩「…でもなァ」
猩「あらァ楽しんでるなァ」
貴「本気にされてない?」
猩「というよりも、俺等の状況が状況だから」
猩「別に何でもねェんだろ」
貴「そっかァ」
去り際行った神威の言葉。
鼻歌まじりの「まァ、頑張ってねェ」。
只今、第四師団は元団長の華蛇の事があり春雨内の最弱なのが現状。
そんな師団の団長が春雨きって、ましてや宇宙最強とも言われている師団に宣戦布告をしたところで、誰もが戯言としか捉えないも無理は無い。
猩「まァ、そいう事で」
猩「まずは実績作りだなァ」
貴「…何これ?」
目の前に差し出されたのは、先ほど阿伏兎に渡された書類。
貴「歌舞伎町最大カジノ?」
一際目立つ文字を読むと、猩覚お得の説明が始まった。
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作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時