アイビーが運ぶ幸せは

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続き

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side 宮舘


ホント最悪

恥ずかしいったらありゃしない

そろそろ言わないといけないかな
って思ってたけど
こんなバレ方するとは思わなかったし

まだ朝の目黒の感触が残っていて
頭を撫でられるだけでも身体が疼いて仕方ない

それに加えて、不意打ちの名前呼びはズルい

隣にいる阿部と翔太には
もうバレてもおかしくないほど
顔は熱いし、ビクビクしてる


渡｢なぁ、ホントに大丈夫？｣

宮｢ぁ、｣


さすがにずっと俯いているのを不思議に思ったのか
翔太が話しかけてきた

そこまではよかった

ただ、親切で添えられた手つきが
なんだか行為中の目黒の手の動きと似ていて
ぞわっと首筋から腰にかけて
電流が流れたように感じた

慌てて口元を手で抑えるけど
少し声が漏れてしまって
翔太が固まったのがわかった


佐｢...えっと、大丈夫？｣


絶対勘づいてるはずなのに
そうとは聞いてこない佐久間には感謝だ


岩｢目黒、舘さん医務室に連れて行ってやれ｣

目｢了解っす｣


俺がどうなってるのか察しがついてる目黒が
ニヤニヤしながら近づいてくる

待って、今の状態で目黒に触られたら...

どうにか触られないように、
と思って立ち上がるものの
さっきので腰が抜けてたのか、
フラッと身体が傾いた


阿｢舘さん、｣

目｢っと、もう、無理しないでよ｣


再びソファに逆戻りしそうになったところで
いつものたくましい腕に支えられた

思わず声が漏れてしまいそうになっている俺を
見計らってすぐに目黒の胸に納められる

でもそんなもの今の俺には逆効果で
目黒の甘い香りに包まれて身体が震えた

周りから見たら
普通に抱擁しているだけかもしれないけど
目黒の左手は俺の腰をするりと撫で、
右手は首まわりをさわさわと行き来する

しまいには、
誰にも聞こえないように
少し掠れた声で囁かれた


目｢感じてるの？
可愛いね、涼太くん｣

宮｢ーっ！｣


まるで行為をしているような甘々しい言葉責め

そんな声で、感じてるの？なんて、
可愛い、なんて

おまけに名前呼びだなんて

頭の先からつま先まで震えて
下腹部がゾクッとなって、
全身の力が抜けて、
その場に崩れ落ちそうになるのを
目黒の背中に腕をまわして耐える

目黒の服がちぎれちゃうんじゃないか
ってぐらい強くしがみついた

一歩手前で我慢してたけど


宮｢ぁ、やぁっ、｣


最後に耳たぶを甘噛みされれば
身体が仰け反って、頭が真っ白になった

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