Bright (ページ29)

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それから、嶺亜くんはAさんの所に行って話始めたんだけど、

何か言いたくないけど、あの2人すごいお似合い。

黒「おーり。顔怖いよ。」

織「 …黒ちゃんもじゃん。」

黒「嶺亜くんってのがな…こえーよな。」

織「 …… 」

こういう時に強く感じるのは、俺達はAさんより年下で、同い年とか年上には適わないんじゃないかって事。

しかも周りはみんなかっこいい人ばっかり。

Aさんの1番は俺達であってほしい。なんて、わがまま。

『 ……織山くん？どーしたの？』

もやもやしながらぼーっと突っ立っていたら、嶺亜くんとの話を終えたらしいAさんが横に来てた。

『どうしたの？なんだかぼーっとしてたみたいだけど… 』

織「 …嶺亜くんは？もういいの？」

『え？…あぁ、織山くんの事気になって、また今度話そうって言って来たの。』

織「 … 」

『こんなにたくさんジュニアのみんながいるのに、忍者のみんなの事すぐ見つけられるの不思議だよねぇ』

『私みんなが大好きだからかな？』

織「 ……そ、てかAさん、今日いる女性のスタッフさんの中で1番小さくない？目立つからこっちこそ見つけやすいし、」

『え！？うそほんとに？！』

俺達の事大好きだって言ってくれた時の笑顔も、今焦ってる顔も、やっぱり好きだなって、思う。

子供みたいな事しか言えなくてごめん。
小学生が好きな子に意地悪しちゃうってやつ、今俺絶賛それだわ。

織「焦りすぎだし笑」

『織山くん、私結構ショックなんだけど…… 』

織「だってほんとのことじゃん？」

『私そんなに小さいかなぁ…… 』

黒「あー！！おりがAさんの事いじめてる！こうきくんに言いつけてやる！」

織「 ……めんどくさいのが来た、」

同じメンバーの中でも、こうやって2人で話してたら邪魔してくるようななやつがいるのに、

ほんと、強敵が多すぎて困る。

いつまでも引いてばかりじゃ、誰かにすぐ持って行かれてしまうだろうな。

織「 …俺、もっと頑張ろ。」

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