23 ページ23
.
side kosei
結局、それが原因で2人は1年経たない程で別れる事になって、
だけど、別れる時が大変で、散々もめた挙句、疲れてしまったAさんが体調を崩してしまって、仕方なく別れようという事になったらしい。
『 別れてからも、何度か連絡が来て、それは何となくでやり過ごしてたの、家の場所も職場も教えてなかったから、 』
『 ...でも、一昨日の夜、家の近くのコンビニに寄った所を見られて、家までつけられちゃって... 』
『 ...忘れられなかったって、やり直して欲しいって、言われたから、断ったら、急に怒って、...肩掴まれて...っ、 』
『 ...連れて行かれそうになったから、振り払ったら...... 』
檜 「 ...それで、顔、殴られたの？ 」
『 ......うん、...っ、 』
我に返った様に謝るその人を置いて走って家に逃げたって、
...怖かったよな、
『 ...昨日は家に帰ってないの...ホテルに泊まったから、でもずっとこのままな訳にもいかないし、それよりも、ここが知られるのが怖い...っ 』
『 ...傍にいるみんなに、危害が加わるのが1番私にとって怖い事なの...... 』
怪我までさせられて、
1番怖い思いをしたのは自分なのに、まだ俺達の事を気遣って、
...でも、俺達の気持ちはさっき皇輝が言った通りだから、
皇 「 ...話してくれて、ありがとう、」
内「 怖かったね、Aさん、頬っぺたも、痛かったよね... 」
檜 「 ...Aさん、今日帰る時俺達も一緒に行く。」
『 ...え、？ 』
檜 「 ...その人、絶対また来るから、着いていく。 」
『 そんなのだめ！ 何されるか分からないし、顔見られてみんなの事調べられたりしたら...そういう事する人なの... ！ 』
檜 「 俺も何も考えずに言ってるんじゃない。それにAさん、俺達から離れて自分だけで解決しようと思ってるんじゃない？」
『 ...っ、 』
檜 「 理由がそうなら、賛成出来ない。今の俺達がいるのは、間違いなくAさんのおかげなんだ。さっき、皇輝も言ってたけどほっとけない。だから、俺達にAさんの事守らせて。 」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あい | 作成日時：2023年3月23日 2時
