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最初の撮影の時、橋本くんからこう言われた。








橋 「 そーいえば、Aちゃんから、海琉の事よろしくって連絡来てたよ。 」


海 「 Aさんから、ですか? 」








知らなかった、


何日か、Aさんに会ってないからな、次会った時、髪色見せようと思ってたから。








橋 「 ...最近どう?Aちゃん。元気してる? 」


海 「 はい、僕も3日くらい会ってないんですけど、元気ですよ。」


橋 「 そっか、よかった。あの人すぐ頑張りすぎるから。」








そう言った橋本くんの顔はすごく優しくて、

俺でもわかる、Aさんの事、特別なんだなって。








昔から、本当のお姉ちゃんのように接してくれて、たくさんお世話になったAさん。

俺にとっても、特別な存在だけど、約10こも年が離れてるし、俺自身子供だったからよく分からなかったけど

最近、というか高校生になったぐらいからかな、ずっと近くにいるAさんの事を意識し始めて、

前みたいに上手く喋れなくなったり、無意識で目で追ってしまうようになった。

あぁ、他の年上のメンバーはこんなずっとこんな気持ちだったのかなって、








『 海琉くん、』


海 「 …え? 」


『 どうかした?なんか難しい顔してた、 』


海 「 あぁ...ううん、なんでもないよ、」








ねぇ、Aさん。

俺のこと、意識とかしてないのはわかってるけど、

橋本くんに負けないくらい、頑張るから

俺の事も見てて欲しいな

Aさんの事ドキドキさせてみせるから。




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作者名:あい | 作成日時:2023年3月23日 2時

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