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「はい、じゃあこれから英語の授業を始めまーす!」


私、教科書を開けて、

「教科書の5ページ目を開いて下さい!」

と、とびっきりの笑顔で、みんなを見回したけれど。



「・・・。」


教科書を持っている生徒は1人もいない。



それどころか、机に突っ伏して寝ている生徒。机の上に座っている生徒。

で、みんなこっちを睨んでいる・・。



怖い。





片桐くんは、今日は寝ていないけれど。椅子に深く腰掛けて、天井を仰いでいる。

なんだろ、上を向いて寝ているのかな・・。



相良くんは、あの夜から少しは優しくなるかと思ったら。相変わらず机に頬杖をついて、すっごいこっちを睨んで、

「A、てめえ英語の教師だったのかよ。」

だって。



「そうでーす。」

私、ハイヒールをカツカツさせながら、教卓の後ろから出て、わざわざ相良くんから私の体が全部見える位置まで移動した。


相良くん、3秒くらいゆっくり時間をかけて、私の全身を舐める様に見た。

あの夜、抱きしめられて、私の事を女として、意識する様になったのかも。

いい感じ。このまま懐いてくれ。




みんな、教室に来るだけマシ。前任の先生の時は、誰も教室に来なかったって言っていたから。



「じゃあ、今日は単語を覚えたいと思います。みんなは、どのくらい英語の単語を知っているの?」

と、近くに座っているイケメン風のツッパリくんを指差すと。


「知らねえ。」

とのご回答。

えっと、えっと・・。

「ABCは知ってるよね?」

他のツッパリくんに聞くけれど、

「ABCは知ってるぜ。」

「その次は?」

「知らねえ。」






嘘だろ、嘘だろ。

Dを知らないとは・・。

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ahirusansan - シオンさん» いつも見てくださって、ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年1月7日 15時) (レス) id: 7544d346f2 (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - ahirusansanさん» 頑張ってください! (2019年1月7日 6時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 元キャバ嬢で先生って設定初めて見ました!話もとても面白くていつも見てます!これからも更新頑張ってください! (2019年1月6日 21時) (レス) id: 5b3c942593 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan - クソすぎる駄作者さん» ありがとうございます!更新遅めでごめんなさい!37あたりに付け足し入れました〜 これからも頑張ります! (2019年1月6日 18時) (レス) id: 7544d346f2 (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 設定やストーリーが色っぽい…wめっっっっちゃワクワクしながら見てます! (2019年1月5日 2時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ahirusansan | 作成日時:2018年12月13日 0時

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