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繰り返し《リク》 ページ46

Side RED



「おはよう〜」

なんていつも通り楽屋に入ると

「(ブツブツ…ブツブツ)」

なんて、何かを喋っている北斗。



イヤホンもしてるからこちらの声が聞こえて無いのかも。



「ほくちゃーん!AHAHA〜!おはよう!」


北斗の顔と台本の間に手を入れてフリフリとする。


「うわっ、びっ、くりした〜…」

「AHAHA、体調は平気?
ブツブツ言って怖かったよ〜?HEHE」

「あぁ…ごめんね。気を付ける」




あ。こりゃ大変だ。
北斗はすぐに台本に目線を向けてしまった。


もう集まっていたみんなの方を向くと、
みんな困ったような苦笑いをして、静かに頷いていた。




正直、ここ最近では今が一番忙しい。
北斗はドラマがあって、主題歌も俺達が歌わせてもらうことになって、プロモーションも人一倍多いし。

でも、特段難しいってわけでは無さそうだった。
本人は、学生役なんて久しぶりだ〜!ってはしゃいでたぐらいだったのに。



あんなに真剣に読み込むほど、何に悩んでいるんだろう。

メイクをしてもらいながら、そんなことを考えた。



「SixTONESさん、そろそろお願いしま〜す」

今日も雑誌の撮影。
メイクを終えると同時に呼ばれた。
北斗は既に、ソロでの撮影を始めていて、もうすぐ終わるらしいから、そこに合流する。


「体調悪くないなら、良いんだけどさ」

慎太郎が言うとみんな頷いた。
撮影中の北斗には届いてないと思うけど。
5人でスタジオに向かいながらも、それぞれが北斗のことを心配した様子だった。





「北斗さん、休憩入れますか?」

ソロカットが終わり、ボーッとしてる様子の北斗。
メイク直しをしてもらいながら、スタッフさんに声をかけられている。


座っての撮影だから問題ないとは思うけど。

北斗は、用意されていくソファーを振り返り、
「いえ、大丈夫です」と答えた。



俺が真ん中、右側に北斗、左側には大我。
三人がけのソファーに座って、両手を広げ二人の肩に置いた。

「…ほくと。無理してない?」

「ん。してないよ」

「そっか」

その後ろでは他の三人が大声で笑いあっているから、小声でそんな会話をするけど、少し体が熱いような。

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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます( ; ; )またお楽しみいただけるよう頑張ります! (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーちゃん | 作成日時:2020年2月7日 16時

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