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Side GREEN


シャワーを浴びて帰ってきたらケロッとした顔の北斗。
ふあふあしてたのはどこかへ消えて行ったのね。

「薬の効果は6時間だって。
今日もなんやかんや遅くなったし丁度よかった」

樹が説明書を読みながら教えてくれる。
北斗は聞いてるのか聞いてないのか分からないが、歯磨きを終えてうがいをしていた。



そのとき。

プルルル プルルル、とアラームが鳴る。

「あ、北斗、飲まないと。
今日はおとなしくベッドに入ろうね」

「なに、なんのアラーム?」

「寝る30分前に、飲むのが原則らしくて。
ふらつきとか出たらいけないから、とりあえずベッドで横になってようねってことで。」

「なるほど。」

妙に納得しつつ、樹が北斗の手のひらに錠剤を乗せるのを見届ける。



「…んー、眠くない」

部屋を薄暗くして、北斗は何度も寝返りを打つ。

「あ、アイマスク」

買ってきたのを思い出して渡してみる。




「…っ、…ぅー」

「北斗、ふるえてる。寒いの?」

なるべくいつも通りがいいかと思って、少し離れて樹と俺は他愛もない話をしていたが、目が慣れてきてその様子が見えて、ベッドに近付いた。



「…しんたろ……」

ただ俺の名前を呼んで、アイマスクを外した北斗。


そこで再び、アラームが鳴った。



「30分、経っちゃった?……寝られなぃ」

北斗はシュンとして、何かに怯えているように縮こまる。


「………大丈夫。俺も眠くなっちゃったや〜
北斗、隣に寝てもいい?」


北斗は返事はないものの、遠慮がちにベッドの端へ移動してくれた。

潜り込むと暖かいと思いきや、体が冷え切ってる。辛いだろうな…とギュッと抱きしめる。




「北斗、知ってる?YouTubeで安眠動画とか流行ってるんだよ。」

樹がスマホを操作してすぐにゆったりとした音楽が流れ始めた。



「…大丈夫大丈夫。俺らずっといるからね。
目、つむってみな?」

俺はその音楽に合わせて布団の中で北斗のお腹のあたりを優しくトントンと一定のリズムで叩いた。



「ふふ、俺が眠くなってきた」

樹があくびをしながら北斗の頭を撫でる。





「……ねた。か。」

時計を見れば、もう1時間はそうしていた。
でも、北斗の顔は穏やかだった。

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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます( ; ; )またお楽しみいただけるよう頑張ります! (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーちゃん | 作成日時:2020年2月7日 16時

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