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魂と宿り ページ8

契約したのはケイトとアズールだけでは無い。
イデアもだ。
出発する前にイデアとある話をした。
イデア「通信?」
A「オルトの現在の状況がスマホいらずで分かるものです。」
俺は改良された通信機を見せる。
魔法で動かさせれる機械だ。
魔法と言うより念力の方が合ってる。

これをタダでは出さない。
光輝く契約書を見せると、イデアはピシリッと固まる。

イデア、対価は後払い。対価はオルトの願いを叶える気持ちになる事


隣に居るオルトは首を傾げる。





それから、冥府の門前。
通信機を取り出して(オルト)の声を聞かせる。
通信機の向こうでイデアが驚く声が聞こえる。

A「これはあくまでも憶測ですが、このファントムを閉じ込める方法は最高責任者シュラウドが知っている。」
あまりイデアは喋らないが俺の目的には勘づいた。

「弟の為に自由の為に、この冥府の扉を開けてください。」

後に足音が聞こえる。
非戦闘員の研究員は来るわけが無い。

イデアはたった一言呟いた。

冥府の門は開かれた。










後は色々有って現在。

A「『ORUTO』は凄いですね。いつ出来たんですか?」
オルト「七年前だよ。」
A「凄い精密ですけど、これの開発者って誰ですか?」
イデア「…拙者。」



















え?

A「10歳で?」
イデアは頷く。
A「全てのパーツを自力で?」
オルトは頷く。

天才かよ。
俺の友人はイケメンかキュートか天才でないといけない法則があるのか?

俺は疑問に思いながら、イデアにオルトの魂を渡した。


唐突だが付喪神(つくもかみ)を知っているだろうか。
付喪神とは長い年月の物に宿る日本の神様である。
日本の物を大事にする精神は、おそらくここから来ているだろう。
現在では九十九神と呼ばれている。

ここでふと思いついた。
実は人間にも似たような事が出来る。物に誰かの魂が宿る事。
呪いの話になるが、化学で証明がされていない為に嘘とは言い切れない。

外部を遮断するオルトに魂は宿るかは分からないが、僅かな確率に俺は賭けたくなった。

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設定タグ:転生 , 救済   
作品ジャンル:ファンタジー
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2021年11月28日 19時

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