【ツイステ】ディズニーファンは辺りを見渡す。たどり着いたのは… (ページ5)

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助けられるページ5

そう淡々と言えばアイツらは逃げ出して行った。

Aは僕に憎いかを聞いた。
僕は頷くと、Aは目を少し下げ「復讐したって虚しいだけ。いじめた相手が覚えていようが、自分がスッキリしようが、それはいじめた者への八つ当たりに過ぎない。」と暗く言う。

「でも、努力の良い結果は怠惰の結果よりも密度が高くしっかりしてる。これは嘲笑っていい。」

その言葉で僕はどれほど救われたかお前には分からないでしょう。
僕は契約書に自分のユニーク魔法名を書いた。

気に食わない者が居たら言ってください。
喜んで契約しますよ(復讐しますよ)。

　とまぁ、何かよく分からないがアズールのユニーク魔法をレンタルできた。会話で支払い完了は驚いたがまぁ良い。
アズールからケイトに続き密会する。
アズールのユニーク魔法でケイトのユニーク魔法が欲しいと言ったが、先輩であるケイトはそう簡単にナ○トの分身の術みたいなのは譲らなかった。
でも理不尽な姉達が苦手なのを知ってるから旅行券を5枚と旅行雑誌の山、オマケに熱砂の辛い物を出せば「少しだけだよ。」と譲った。

こんな感じでやれたのは良しとして、扉の中で分身とイデアの会話をこっそり聞く。
「書類管理として金庫に保管は大事ですが、番号の書かれた紙を紛失しました。しかし、パスワードは覚えているので問題はありません。
冥府の門のパスワードは複雑でしょうね。
所長はどんな仕事をしているのですか？」
その後にイデアは管理上の事を説明するが、途中で贈られた青い薔薇の話をする。

俺の用は終わった。
後は監視を欺いて行く。

コツコツと音のならない足で歩きながら目標へ進む。
いつも考えていた。
何でこんなに不快なんだろうって。
イデアとオルトはお互いを大事に思う良い人なのに。
ロックを外して扉を開ける。
その先には陰気で暗い空気が流れている。
扉を閉めて階段を下って行く。
厳重に大きな円の扉が閉まっている。
これを開ければ悲哀、憤怒、恐怖と言ったありとあらゆる負の感情の化身が大量に解き放たれる。正にパンドラの箱。
だが、その多くの絶望の中にたった一つある。

希望だ。

俺は必ず忘れて此処にくる。

イデア、オルト

また会った。初めまして。

今度こそ君たちを

幸せにしてみせるよ。

俺は地獄の門を開いた。

青い薔薇…不可能なことを成し遂げる