ヒューマノイドの友達会話 ページ40
海底に来たのは兄さんより一つ年下の男の子だった。
ピクリとも動かない固い表情をしたAさん。
真逆、彼が兄さんと僕の最初の友達になるなんて此の時思っていなかったけど。
兄さんとAさんがチェスをしている。
Aさんがルークを横に動かしてキングの前に出す。
兄さんは左側のナイトを見て俯いた。
イデア「ルークを取っても後が来て斬られ、デッドエンド…。」
A「ヒヤヒヤしましたよ。」
イデア「は?その顔で?前半で最強のクイーンや歩兵を取られたよね?拙者のクイーンでチェックメイトでキングの守りがない状態になったよね?危機になったのに余裕があるような感じしかしないし…」
A「元からこんな表情です。」
イデア「虚言では!?」
そんな過去を振り返って今、被験体としてのリドルさん、レオナさん、アズールさん、ジャミルさん、ヴィルさんが実験を終えて休憩をする。
アズール「…なんですか、これは?」
アズールさんが机の上に置いてある雷霆の槍を見て聞いた。
オルト「雷霆の槍だよ。」
ジャミル「かなり大きいな…」
リドル「大きい魔法石に起動前でも息苦しく感じるエネルギー量。」
ヴィル「でも、これ程大きいならその分威力も大きいのよね?」
オルト「うん、だってこれで古代のファントムを倒せれるからね。…試してみる?」
レオナ「興味ねぇし、面倒くせぇ。」
アズール「リドルさんはどうしますか?」
リドル「一度の経験はありだと思う。」
ジャミル「それはいいが、試しうちに良い部屋はどこだ?」
部屋について、リドルさんが最初に指紋認証して持つ。
リドル「重い…!」
アズール「膨大なエネルギー……一体誰が使用する事を想定して…」
ジャミル「規格外…レオナさんの方はどうですか?」
レオナ「流石に俺でも疲れる…」
ヴィルさんが中断して座る。
ヴィル「ファントムを倒すには良いけれど三時間も充電しなければならないなんて燃費がわるいわ」
休憩をしてる間にリドルさんが聞いてきた。
リドル「君達はいつからAと知り合ったんだい?知り合ったのはボクが7歳の時からだけど」
アズール「8です。」
ジャミル「14だ。」
ヴィル「一昨年ね。」
オルト「ボクはAさんが15歳の時だね。」
ヴィル「レオナ、アンタはどうかしら?」
レオナさんは眠そうな顔で「俺が11の時だな。」と言った。計算すると…アズールさんの時あたりになる。
ヴィルさんは虚を突かれた顔で「意外と古い仲なのね。」と言った。
旧知の仲が多いんだ。
オルト「見つかるといいね。」ルーク「応援ありがとう。」→←ヴィルの怒り
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時:2021年11月28日 19時